秋田県横手市教委は新年度、精神科と産婦人科の医師各1人、臨床心理士3人の計5人を学校医に委嘱し、講演や悩み相談など、小学校25校、中学12校の要請に対応する。近年、子供たちの心と体に関する健康問題は複雑化しており、県教育庁は「意欲的な取り組みで、評価できる」としている。
市教委によると、専門家5人は市医師会の推薦で選任し、07年度当初予算に関連事業費171万円を計上した。
精神科医と産婦人科医は学校に出向き、心の健康や性教育などについて講演。精神科の講演は保護者や教職員も対象とし、必要に応じ臨床心理士とも連絡調整。臨床心理士は月2回程度、市内の公的施設に相談室を設け、個々の相談に応じる。第1回は今月中旬で、プライバシー保護のため個室を用意するという。
記事:毎日新聞社

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