7月5日 日曜日
フジテレビで放送された
ザ ノンフィクション
タイトルは
続 柴又草だんご頑固物語
舞台となったのはご存知、柴又帝釈天参道にある老舗
『亀家老舗』さん。
.
今回は続編としてのテレビ放映である。
残念ながら私は最初の放送は観ていない。
今回の放送が初めてである。
その放送の一部をご紹介したい。
先ずは放送開始の約5分間。番組の「つかみ」の部分である。
語り:草村 礼子
(番組のタイトル曲が流れる)

(活気のある帝釈天参道)
怒ってんだよ。
怒るのが商売みたいなもんだよ。
お父さんと私は40年連れ添った夫婦。
喧嘩ばかりしてきました。
ウチは柴又にある柴又にある草だんご屋。
今日まで良く頑張ってこれたとつくづく思います。
帝釈天に一番近いだんご屋、「亀家本舗」。
創業80年の老舗です。
映画「男はつらいよ」で寅さんのだんご屋のモデルにもなりました。
主人の岩崎英二郎です。
病気ひとつしたことの無いかなりの頑固者でした。
店の自慢はお父さんがこだわる草だんご。
添加物が入っていないので
あくる日には硬くなってしまいます。
「レンゲソウでいいんです。だんごはレンゲソウでいいんです。
レンゲソウが似合うものなんだよね。
だから、ホントに化粧して都心に行って売りたいという気は無いんですよね。」
ところが店は赤字。寅さん映画が終わって柴又に人が来なくなったんです。
しかも頼りの息子は嫁と離婚。
働き者の若女将を失ってしまいました。
そんな矢先、亀家最大の危機が。
大黒柱のお父さんが倒れてしまったのです。
「俺なんか死んじゃった方がいいよね。そういう存在なら」
全てが私の肩に圧し掛かってきました。
私もとうとうダウン。
亀家創業以来のピンチです。
一向に回復しない身体。
度重なる難題。
お父さんは遂に部屋に引きこもってしまいます。
「お父さんの気持ち一番分かるのは私なんだから
それさ・・・をみてあげられなかったからね」
そして
「すごいじゃないね、こういうのってよぉ
ダメだよな、ホントにすごいよね。」
人前で涙を見せた事が無かったお父さんが初めて泣いたんです。
予想外の出来ことが私たち夫婦を待っていました。
お父さんと私がず〜っと守り続けた
店と草だんご。

この先どうなってしまうのでしょう。
柴又草だんご頑固物語。
今回はお父さんと私の物語です。
つづく。

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