2012/1/1

2011年の映画とわたし  映画

あけましておめでとうございます。2012年もよろしくお願いいたします。
今年はもう48になるということで、昨年あたりから思っていた「うまく歳をとること」をなんとか実践していけたらと思います。若くないことを受け入れたらなんだか楽になりそうな気がします。

 昨年の映画を振り返りたいのですが、案の定、年々公開映画の鑑賞数は減っています。そこにシネコン化の影響も少なからずありますが、なにより雑誌の激減と名画座の消失は大きい。さらに経済的な困窮とデジタル化がそれに拍車をかけているという。こんなに貧乏人が増えてる中、家でDVD観るよりよほどエンタメ性の高い安い劇場が減るのはやりきれない。
 結果としては、昨年公開作は18本観ました。これから観る「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」などもあるし、安易なベストは避けますが、印象に残った映画について記してみます。

 昨年は良質なアメリカ映画が目立ち、邦画の見せかけの活況と好対照を見せていました。
 「アンストッパブル」「ザ・ウォード/監禁病棟」といった伝統的な映画話法の復権と、「ソーシャル・ネットワーク」「猿の惑星: 創世記」などによるCGI以降の世紀における物語の可能性の追求という相克した動きがアメリカ映画にある種の活況を与えていたように思えます。

 とはいえ、これらの作品が決定的な「映画」の不可能性をも示唆してるかに見える中、「ザ・ファイター」は、いまなお映画/作品が可能であるというニューヨーク・インディーズ以来の歴史に新たなページを加えた傑作として長く記憶されるものとなるでしょう。そこにイーストウッドの「ヒア アフター」を加えたい抑え難い欲望はあるのですが、日本の特異な状況と、イーストウッドという現在進行形の映画的事件を前にして、言葉を添えることは避けたいと思いました。

 「X-MEN: ファースト・ジェネレーション」「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」のある種の成果は、「SUPER8/スーパーエイト」「カウボーイ & エイリアン」の失敗をも忘れさせる気分にはさせてくれましたが、「ツリー・オブ・ライフ」の駄目さ加減は、もはや彼のフィルモグラフィーのみならず映画の歴史に対し大きな傷を遺すものに思えショックでした。けれどこの人はこうしか生きられないのかもしれず、なんだか複雑な気分ではあります。

 フランス映画についてはいいものはあったのかもしれないけど、観てないので何も言えません。ただ、より娯楽のフロントで2012年は頑張って欲しいなと思いました。
 邦画は「東京公園」「サウダーヂ」しか観てないので同様です。が、青山さんはやはり特別な存在です。その延長でDVDで観る機会を得た「秋津温泉」(吉田喜重)は素晴らしかったです。


 この放置していた日記を2012年はもう少し動かせないかなとも思います。毎日気分がころころ変わり、しかもその要因に経済が横たわっているのはなかなかに辛いところですが、なにかを創る事が普通に暮らす事を阻むものであったり、普通に暮らすために日銭を稼ぐ事で、クリエイティブ(という言葉はあえて使いますが)から遠ざかることになるのはどこかおかしいとは思ってます。もちろんそこには社会云々でなく、自身の不明や逃走の失敗などがあるとは思いますが、機会を作り、探し、求めては、なにかができたらとは思います。

 本年もよろしくお願いいたします。

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