本日からヒメハジロ連載をスタートします。
なんと合計7回行きました。得意の連続ワザです(笑)

事の起こり、第1報が来たのは2月3日の火曜日お昼過ぎでした。
驚いたのなんのって。
しかし日曜日は確認されているが前日の月曜日は確認されていないとのこと。
諦め状態でおりましたところ4日のお昼前「今現在、ブツは居るとのことです!」と連絡が!!
もう居ても立ってもいられず・・・走りました!

公園に着いたが、池の場所がわからず、ちょうどお掃除のおばさまがいらしたので尋ねてみたら、奥からわざわざ特別な地図を持ってきてくださった。ありがとうございます。
それを頼りに歩いていたら、職員の方らしき女の人がおふたり双眼鏡下げて歩いていたので「あの〜珍しいカモを見に来たんですけど・・・」と聞いてみると「珍しいカモ!私達も今から行くところです!」と!職員の方と言ってもどうやら鳥にお詳しい方ではないみたいでご一緒に歩くことに。

現場には14時過ぎに到着。
橋の所でカメラの人がひとり構えていらして「居るよ」と教えてくださり、ほっと一安心。
たぶん、この方は大昔にお会いした方だと・・・。
教えてくださった方向を双眼鏡で見ると、居たーーーっ!!!
やはり池の真ん中辺りで遠かったのですが、それでも!遠くからでもはっきりとわかるその存在感に歓喜の叫び!
「ちっちゃい!!かわいい!!」いや〜感動しました。

ところが、さて撮影を!と思ったらカメラのシャッターが下りない!
えっ!うそ!なんで?
慌てて出張先の主人に電話。
「シャッターが下りひんねん!あ、今ヒメハジロ撮りに来てるねん!」
「は?はあ?????!!!」
主人はこの時ほど、びっくりしたことは無かったそうです。
そりゃびっくりするよね、なんたってヒメハジロですよ、ヒメハジロ、それがそんな自力で行ける距離の所に居るなんて。
それもいきなり現地から電話が来るなんて。
カメラはその場に居た方々にもお聞きして、バッテリー入れ直したり、レンズを外したり、色々やってたらなんとか動いたので、なんとか撮れましたが、なんか違和感が残っていましたが、そのまま撮影続行するしかありません。やー、焦りました。

少しでも近い方へと皆さん移動します。
この日はまだ情報もさほど回っていないこともあり、平日でもありギャラリーは10人ほど。
ほとんどが兵庫県内の方でした。
久しぶりにお会いする大先輩Iさんと「まさかねー、ヒメハジロがこんな所に来るとはねー」語り合います。
Iさんは、その昔S.Nodaくんと北海道で見た話をしてくれた。
「あの時は遠い波間に見え隠れでしたねー」おお、そんなことがありましたね〜。懐かしい。
そのとき私達は、Iさんと一緒に北へ旅立つS.Nodaくんの見送りに行ったことを思い出しました。

人が居ると一定の距離を保ち、近づいても50mくらいでしょうか。
「Ozakiさんですよね、いつもブログ見てます」と声をかけてくださる方も。ありがとうございます。
夕方、再び公園の職員の方々がカメラの人を連れてこられ、新聞掲載のための写真を撮影していかれました。
「さあ、明日から大変なことになるぞ〜、100人くらい来るぞ〜」と意気込んでおられました。
皆さんが帰り、地元の方とふたりで17時前まで粘ったのですが、最短30mくらいになりましたが、その時撮ったのは暗くてボケてました。

ヒメハジロは憧れのカモでした。
関東より北じゃないと絶対見れないと思ってました。
まさかこんな所で会えるなんて!もちろんライファーです。
ライファーとして、とってありました(笑)
いつもながら大げさですが、生きてて良かった・・・と思った。
今まで図鑑や写真を見て、かわいいなあと想像はしていたのですが、実際に見て、想像を絶するかわいさでした。
あれはカモというより何か別なものの感じがしました。

結局この日は慌てていたので三脚を準備しておらず、手持ちで撮っていたのとカメラの調子がおかしく、ろくな写真は撮れませんでしたが、とにかくヒメハジロに会えたことで感動で、なんか、今まで色々あったから、帰ってきたら、泣けちゃいました。
ライファーの鳥を見て泣いたの初めてです。
帰宅して片付けていたら、どうやら手袋を落としちゃったみたい。
翌朝センターに電話したら、事務所付近に落ちていましたとのことで置いといてもらいました。
大事な想い出の手袋だから週末取りに行こう。
今度は万全の体制でのぞみ、ビシバシの写真を・・・と心に誓った。
私は撮る!と思ったら、絶対、撮ります!

アメリカヒドリを撮っている余裕も全く無かったんですが、1枚だけ・・・。
Canon EOS 30D EF400mm F5.6L USM
(→「憧れの鳥2」に続く)

0