12月2日のこと、Y−ちゃんの代わりにフクロウ川下流に設置しているトレイルカメラのSD交換に行くためバックヤードへ行った
まずエンベリザロードの茂みにアカハラを見つけた

こんな時期のアカハラは越冬個体なのか

しかし、すぐに見失ってしまい撮影はできず惜しいことをした
気を取り直して、フクロウ川左岸を下流に向かって歩いていた時、以前フクロウの巣箱を設置していた樹の1本奥の樹の枝にハイタカがとまっているのを見つけた
後ろ向きだったがお腹のオレンジ色がわかり、鷹斑と呼ばれる横斑は糸のごとく極細で成鳥♂だと思った

なんて美しい
ハイタカは私に気付き、池側にふわっと飛んだので、しまった

撮影しそこなったかと、まだ居るかなと2、3歩前進したその時
10m先の足元から飛び出したのはフクロウ

闇雲にシャッターを押したが、不意だったので間に合うわけがない
直後ハイタカがフクロウを追いかけて2羽でクイナ川方向へ飛んで行った
「ケッケッケッケッ・・・・」
何か鳴いている

何だろう
「ケッケッケッケッ・・・・」
鳴き続けている
「ケッケッケッケッ・・・・」
録音しなければ
「ケッケッケッケッ・・・・」
オオタカよりもテンポが速く高い声、何の声か調べなければ

と思ったが、
「ケッケッケッケッ・・・・」
長いこと鳴いていたが、
「・・・・」
鳴きやんだ
(12月2日12時10分 フクロウ川下流にて撮影
時刻は12時10分だった
クイナ川で張り込んでいるO顧問に電話
yuki「フクロウがハイタカに追われて、そちらへ2羽とも飛びましたが見えましたか

」
O顧問「気付かなかったなあ」
すごいものを見た

すごいものを見た

カラスに追われるフクロウはよく見かけるが、ハイタカに追われるフクロウなんて初めてで珍しいシーンだ
クイナ川のO顧問の所に行くと、私がハイタカとフクロウに遭遇していたまさにその時、なんと

クイナとルリビタキ♂を連続して撮影されていた
yuki「ずっと鳴いてましたよね

ハイタカだと思うんですけど」
O顧問「ああ、何か鳴いていたな、あの声か」
O顧問がその場でスマホで調べてくれて、さっきの声はハイタカで間違いなかったことが判明

暫く鳴き続けていたのは威嚇していたのだろうか
フクロウは白っぽかったので、2年前に越冬したホワイトと名付けた個体が帰ってきたのかもしれない
当時の写真「ホワイトに会えた日」→
こちら
フクロウ川でハイタカがフクロウを追いかけ、クイナ川でクイナの横にルリビタキがとまり、そのすぐ後にオニバス池にてオオタカ成鳥がコサギを狩った・・・ほぼ同時進行で街中の公園に野生の王国が

昆陽池公園は本当にすごい公園だ
この話には続きがある
最近、Y−ちゃんの代わりに私とファンキーズにお手伝いいただいてトレイルカメラのSD交換をしているが、回収したSDカードをY−ちゃんがチェックしたところ12月2日コルリブッシュにて撮影分に、な、な、なんと

フクロウが写っていると
(12月2日9時14分 コルリブッシュにて撮影)
南天の横で地面に降りてハシブトガラスと見合っている
私がフクロウ川で出会った日の朝で、しかも開門直後のウォーキングなどの人々が集中する時間帯にコルリブッシュにフクロウが堂々と降りているとは
(↑矢印をクリック!12月2日9時14分 コルリブッシュにて撮影)
yuki「なんと名付ける

」
ファンキーズぬっちゃん(即答で)「地べた

」
そんまんまやん(笑)
今シーズンのフクロウの飛来は例年より早く、初認は10月26日にHikotanさんが撮影され、次に11月30日、オオタカ組の皆さんが撮影、そして、12月2日が3回目になる

今冬は当たり年になるかもしれない予感がしてきた
画像1枚目はNikon COOLPIX AW130
画像2枚目、動画ははトレイルカメラ コルリブッシュ号
全て12月2日撮影

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