私は美術館巡りが特に好きというわけでもない。
なんて言ったら、ふざけたイラストレーターだとお思いでしょうね。
自分が観たい!と心にピンとひらめいたものだけを観たい主義で、人に強制されるのは嫌い。
これも鳥見と同じく直感を大事に、心の声に忠実にいきたいところなのだ。

5月最終日、以前からずっと行きたかったシャガール展を観に行ってきました。
6月3日までだったからぎりぎりだった。
絵画展いくなら平日に限ります。
平日でも結構な人出だったけど。

シャガールは色彩が鮮やかで好きです。天才ですねー。
「ダフネスとクロエ」という小説の挿絵42点の展示が、すばらしかったです。
これは彼のカラーリトグラフ作品の最高傑作として名高いものだそうです。
牧場を舞台に若い男女がめぐり合い、やがて大人の愛を成就するという物語になっていて、それぞれの作品の横に解説が添えられてありました。・・・
深いストーリーでした。でも、すんごいストーリーでした。
会場で思わず見入ってしまいましたよ〜。
人■が青い果実をかじっちゃったり。
若いふたりの初●をみんなで覗き見してる場面もあって、思わず「おいおい!」と突っ込みたくなりました。
でも・・・シャガールの表現は美しい。
色使いが優しくて幻想的で惹き込まれてしまいます。
よくこんな発想が思いつくなあ〜と、ため息。
これを制作したのが80歳近くなってからっていうんだから驚異です。
依頼から引き受けるまで3年、その後構想に5年、制作に3年を費やしたといいます。スゴイ。

帰宅してからも興奮冷めやらず、会場は撮影禁止なので、ネットで作品の画像探しました。
そして、この感動を伝えたくて、鳥仲間のおひとりに画像と自作の解説を送ったところ「迷惑メールフォルダに自動振り分けされてました。(^▽^;)」と!う〜ん、エ☆い!
いえ、芸術です!愛の画家シャガールは偉大です!
いや、でも、たしかにエ☆い・・・。
Nikon COOLPIX 4300

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