今日の毎日新聞の折り込みで入る地域かわら版「つくし毎日」に先日のコンサートの様子が掲載されました。
実はこの記事、筑紫野市文化会館の館長さんが書いてくださっています。
プロデューサーズ2006の企画で文化会館でコンサートをさせていただいて、4年が経ちました。今回のコンサートを観ていただいて、その間の成長を素敵に綴ってくださっています。
掲載文をご紹介したいと思います。
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夢かなってデンマークへ演奏旅行!
「ザ・ピュアハート」が報告コンサート
『アメージング・グレイス』という。とても素敵な讃美歌があります。皆さんも何度か、お聴きになられたことがあると思います。私もこれまで、いろんな有名な歌手や楽器奏者の演奏を聴いてきましたが、これまでで一番感動したのは、実を言うと四年前に聴いた「ザ・ピュアハート」の『アメージング・グレイス』なのです。あの時の、身内から湧き上がってきた不思議な感動と流れ出た涙を、私は今も忘れません。
筑紫野市で活動する知的障がい者のバンド
「ザ・ピュアハート」は、筑紫野市に本拠を置く知的障がい者のバンドです。知的ハンディを持つ子どもと家族、仲間が一緒に音楽を楽しむ事でコミュニケーションの場を創造しようと1991年に「音楽ランド」を設立した同市在住の國友美枝子さんが、子供たちの中でも特に音楽大好きの子どもらを集めて、2004年に結成したアンサンブルバンド。デビューして7年目になりますが、現在のメンバーは21歳から12歳までの男女7人。今では年間40回以上もいろんな場所に呼ばれて演奏しているそうですから、1度位は聴かれた方もいらっしゃると思います。
市民の支援を得て、幸福度世界一の国へ
その「ザ・ピュアハート」の『ありがとう&ただいまコンサート』が2月20日、筑紫野市生涯学習センターの「さんあいホール」であり、勇んで行って来ました。
実は3年前、國友さんが「幸福度世界一の福祉先進国・デンマークに演奏旅行に行って福祉途上国・日本との違いを体感してみたい」という夢を語ったところ、たくさんの方の応援を得て、支援金箱に3年がかりで347万余円のお金が集まりました。そこで昨年11月に8日間、デンマークに行って、地元の国民学校や知的障がい者文化施設でコンサートを開き、交流を深めてきたそうです。
この感動はなんだろう!
で、支援してくれた皆さんへの報告と感謝の気持ちを込めた『ありがとう&ただいま』コンサートというわけです。前置きが長くなり過ぎました。期待通りの素晴らしい演奏でした。「ザ・ピュアハート」の子どもたちは、想像以上に《進化》していました。演奏曲目もぐんと増えていました。でも、以前と同じように、決して上手な演奏というわけではありません。楽しそうで、純粋で、一心不乱で、、、、、。「アメージング・グレイス」も聴くことが出来ました。やっぱり感動でした。涙が出ました。この感動は何なんだろう、と考えさせられました。満員の聴衆から、盛んな拍手を浴びて、アンコール曲を披露した子どもたちの顔は本当に輝いていました。
「デンマークの人たちは、ゆとりと優しさがあって、障がい者にもごく自然に声をかけ、手助けをしてくれる」と感心する國友さん。「またデンマークに行って、もっといろんな事を学びたい。いずれはバンドを通して交流を深め、筑紫野市と姉妹都市の縁組でも出来たらステキですね」と新たな夢を語っていました。
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実際にコンサートを観ていただき、感じたものを書いていただいて、たくさんの方にその気持ちが伝わったのではないかと思います。
館長さん、ほんとうにありがとうございました。
ピュアハートは、これからも、心に響く音をお届けできるように頑張っていきます。
これからも、よろしくお願い致します。