まさぼーの一番古いブログ友達、GREENちゃん。脳性麻痺という障がいと戦いながら、仕事に理学療法(PT)にと忙しい毎日を前向きにおくる彼女は最近、一緒に理学療法に通う友達“Cちゃん”のことで、深く悩んでいました。
今回の記事は、GREENちゃんとまさぼーのメールでのやりとりを、GREENちゃん本人の了解をいただいて、できる限りそのまんま転載したものです。
僕が『赤いベレー帽』のブログで皆さんに伝えたかったことが、たくさん詰まっています。
全5部からなる大変長い記事ですが、よろしければおつきあいください。
「【ミクシィにアップした日記・私がMさんのPTを休んだ理由】私がMさんのPTをお休みし始めたのは今年の2月くらいからだったと思います。
Cちゃんは今回、『YさんのPT休む!GREENちゃんがMさんのPTを休んだのと一緒だよ!』と言ってYくんのPTを休んでいます。
私が休んだ理由は生半可なモノじゃありません。
今までにも色々なことがあって、1ヶ月くらいお休みしたりしていたけれど、それでも今回は調子を崩して、吐き気とか酷くなってしまって今までにはなかった4ヶ月という長期に渡ってのお休みとなりました。
それをCちゃんは私と同じ理由でのお休みだって言ったことで私の担当理学療法士のBちゃんがキレました…。
『GREENさんがMさんのPTをお休みしていたのと、CさんがY先生のPTを休むのとは理由が違います!NさんもY先生も私も、GREENさんを凄く心配したんですよ!』とBちゃん。
Bちゃんがキレるのも無理はない…
┐(´〜`;)┌
Cちゃんの考え方が甘いんだと思う…。
ほんのちょっとしたことで休んでばかりいたら、よくなるモノもよくなって行かないと思う…!
私は私の担当理学療法士さんたちがしっかりフォローしてくれて、また復帰出来た。
Bちゃんがキレた理由も分かる。
私がどんな思いでMさんのPTをお休みしていたか、それを分かってくれているのが、Bちゃん&Yくん、Nさんだから!
どんな思いでMさんに申し送りをしたのか…それを振り返って、Bちゃんがキレたんだと思う…。
私がMさんの担当日になる度に体調崩してしまって仕事にもならなかったのを、BちゃんもYくんもNさんも知っていたから。
Bちゃんがキレない方がおかしい。
Bちゃんは私を100で診られる目だけあって、色々なことを感じ取り、私が話しやすいようにと色々と聞き出してくれる。
そして、今回のこの話で、キレた。
Bちゃん自身の気持ちもあったと思う…。
また、私の状態を心配してのことだと思う…。
MさんのPTに復帰するって言った時も、『私たちは変わらずにフォローして行きますから…』と言ってくれたBちゃん。
BちゃんはCちゃんのこの言動を私と同じく、『Yくんを避けている、Yくんから逃げている』と捉えたようです。
Bちゃんはこれからも私の担当理学療法士として、しっかりサポートしてくれると思います。
Bちゃん&Yくん、Nさん、Mさんにお願いしながら頑張ります。」
「なるほど、よくわかったよGREENちゃん。
CちゃんはGREENちゃんの件を言い訳にして、Yさんから逃げようとしてる。GREENちゃんの苦しみはGREENちゃんにしかわからないからね。Cちゃんはそれを知らずに、自分とおんなじだと言いたいわけだね。それは良くないことだと思う。
ただね、GREENちゃん。何かに対して人が感じる苦痛というのは、その本人しかわからないこと。だからもしもCちゃんがYさんに診てもらうことに多大なストレスを感じると言うなら、それはCちゃんにしかわからないことだから軽視するわけにもいかないと思うんだよね。
世の中には、確かに考え方が甘い人がいる。その人達がつらいのは、その人の考え方が甘いからで、言わば自業自得かもしれない。
だけど本人は苦しいんだよね、確かに。それが僕たち第三者の目から見て、どんなに甘くて都合が良く見えても、本人が苦しいと言えば、やっぱり苦しいんだよね。だから難しいんだよね、心の病気の人と接するのは。
Cちゃんのことは結局、Cちゃんにしかわからない。だから周りがいくら親身になって考えても空回りしたり、逆にCちゃんの気持ちを逆撫でする可能性もある。
ここはCちゃんのことはCちゃんに任せて、彼女の好きにさせたほうがいいんじゃないかなあ。周りとすれば歯がゆいだろうけど…。
まさぼーはGREENちゃんの気持ちは、よくわかるよ。Yさんがとても良い人で、よく診てくれるPTさんだってことも。
だけどね、残念ながら…Cちゃんはやっぱり鬱なんだよね。心の病気なんだよ。
(〒_〒)
だから物事を普通にとらえて普通に考えることができないの((泣)。
ウチのお父ちゃんなんかも、ずっと長い間、心の病気でしょ。日頃一緒にお店をやっていても、正直『あれれ?』と思うことがたくさんあるのね。
だけどお父ちゃんは、そんな自分のおかしさを半分わかってない。風邪ひいた人に『咳くな!熱出すな!』と言っても無理なように普通に合わせることができないの。
だけど甘やかし過ぎてもまた逆に良くないから、相手の様子をうかがいつつ、比較的具合の良さそうな頃合いを見計らって、伝えるべきことを伝えたり何か大事な用事をやってもらうようにして、お父ちゃんが『オレはダメだ』って自信を無くさないようにしてあげてる。
それはハッキリ言って並大抵のことではできないこと。普通に考えたらムカつきもするだろうし、だいいち疲れちゃうからね。
(^_^;)
だけど心の病気って、やっぱりそのくらい難しいものだから、僕はそうやってお父ちゃんに上手に接することで、彼の病気を治してきた。
まさぼーの妹は『わたしには無理や〜!お兄ちゃんにしか、できないよぉ!』って言ってる(苦笑)。
Cちゃんの場合は、周りの家族や恋人も、あんまりしっかりした人ではなさそうだね(泣)。価値観がないと言うか…病気のCちゃんに、ただ振り回されてるような印象を受けるよ。
心の病気の人が身近にいる場合は、周りの人間は、まずその人の立場に立って心の闇や不安を取り除いてあげなくちゃいけない。そしてその上で、相手の間違った価値観や考え方を正しい方向に導いてあげなくちゃいけないからね。時間がかかかるし根性や堪え性は要るし、本当に並大抵じゃないよ。
Yさんが素晴らしいってことは、GREENちゃんがわかっていればいいんじゃないかな?
(#^-^#)
Cちゃんに無理強いすることは、下手をすれば病気を悪化させる可能性があると思う。
GREENちゃんの具合がGREENちゃんにしかわからないように、Cちゃんの具合はCちゃんにしかわからないからね。
悔しいだろうし歯がゆいだろうと思う。理不尽だと感じると思う。だけど心の病気って、そういう病気なんだよGREENちゃん…。
まさぼーだって、ブログで知り合って大変仲良しだった人から、突然サヨナラを告げられた。
こちらは当然寂しいし納得もゆかないけど…まさぼーは追いかけたりはしないよ。
病気だから、仕方ないんだ。今はね。
だけど、いつかはわかってくれる日が来る。そう信じてる。」
「ありがとね。
m(u_u)m
そうなんだね…。
まさぼーちゃん父とCちゃんは一緒かな…。
Cちゃんの場合は、ほんのちょっとしたことを伝えたりしようとしても、自殺未遂なんかされたら迷惑だから、言えない。Cちゃんの家族は…もうバラバラだよ…まとまってない、団結してない、普通の家族と一緒にしちゃいけないかもしれない。
並大抵じゃないことを私がやらなきゃ何も進まないよね。頑張ります。」
「まさぼーちゃんが何でも相談にのらせてもらうから、無理しない範囲で頑張ってみたらいいと思うよ。
(^-^)/
正直、普通の感覚ではひたすら疲れるし腹は立つしで、もうやってられないから、ある意味こちらが仏様みたいに丸くならないといけない部分もあるからね。本当に難しいの(苦笑)。
f^_^;
息子や娘が心の病気を持つヨソの親御さんだって、全然できてないからねハッキリ言って。正直まさぼーちゃんが親だったらなあって、何度思ったことか(笑)。
(*^o^*)
だけどやっぱりヨソの子だから、あんまり深入りし過ぎても、きっとご家族も嫌がることでしょう。プライドやメンツもあるだろうし。
だから本当に残念だけど…ここはぐっと堪えて、ここらで手を退くことにしたの。
断腸の思いです。こういったことを経験するたび、また一つ僕が強くなれている気がします。」
「ありがとう…。
m(u_u)m
自分の船に同乗させてあげるくらいの気持ちでいないとね。
あの時のCちゃんの母親からのメール見たでしょう。何か深入りはしない方がよさそうだね。
Cちゃんの家族も彼氏もCちゃんに振り回されてる感じだね。
Yくんの一言が原因で、Cちゃんの母親、Cちゃんに『病院、変わりなさい』って言ったそう…。」
「一生懸命やってあげてきたGREENちゃんには本当に言いにくいしキツい言い方に聞こえるかもしれないけど、ごめんね。
m(u_u)m
でも心の病気の人を治してあげるには、本当に文字通り一生振り回されたりしながらトコトン付き合うぐらいの覚悟がいるの。
ウチの場合は家族だからこそ、できたこと。そして、まさぼーちゃん自身にも心の病気の経験があって、それを深く理解してるから、なんとかやり遂げられたことなのね。
それでもウチのお父ちゃん、やっぱり日によっては具合が全然違うんだよ(苦笑)。とつぜん横暴になったり、ぐうたらになったり。もうそういう時は妹なんかキレてるもん、さすがに。
ヾ( ´ー`)
疲れることだってあるし、悲しくなるけど…僕にしかできないことだから、背に腹かえられないの(汗)。
(^_^;)
そんなわけだから、GREENちゃんはCちゃんに対しては一定の距離をおきながら、上手く付き合っていったほうがいいと思うよ。基本的に心の病気の人ってのは『付き合いきれない人』だから、ハッキリ言って。
本人に治そうという自覚がない場合は最悪だから、特に。
僕なんかの場合は本人がめちゃめちゃ意思の強いタイプだし自分の病気のことを自分でいろいろ調べたり勉強して自分で治しちゃったから、そういう意味ではすごい珍しいタイプなのかもしれない(苦笑)。
たぶん病気は抜きにして、元々がかなり強い人なのかもしれない。
どうりで、ウチのブログから離れてった人達と話が合わないわけだ(爆)。
(*^o^*)」

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