こんばんは。いまだに足の具合がおもわしくないナリトミです。
先日、5年ぶりぐらいに、私がサラリーで働いていた頃の同僚に会いました。
お互いに、会社で鍛えられた苦しかった時期を知っているので、普通に懐かしく、普通に嬉しかったです。
「会社組織に属する人間」と「ひとり親方」のそれぞれの苦しみ、悲しみについて考えさせられました。
時間を拘束され期待と責任を負う代わりに組織に守られる事、何をするにも自分しだい、しかし何をするにも全責任を自分が負う事。
彼を見ていると痛々しかったです。
例えば、喉がカラカラで水を飲みたい。
目の前に水道の蛇口があり、蛇口を回せば安全な水が出る。
しかし、その蛇口を回す権限を彼は会社から与えられていないのです。
しかるべき手順を踏んで、決済がおりてからはじめて蛇口を回す権限を与えられる。
水を飲む時間、飲む量の制限つきで。
私の場合は、喉がカラカラで水を飲みたい場合、好きな時に好きなだけ水を飲む事が出来る。
しかし飲む事の出来る安全な水を探してこないといけないのです。
彼に、私の知っている安全な水を好きなだけ飲ませてあげたいのですが、それは会社から禁止されていて、そうする事で私の生活をも脅かしかねない事になりかねません。
複雑な気持ちです。
いつしか、いろんなしがらみで、それぞれの生活に無責任な介入が出来なくなってきた様に感じます。
先日、ドラマ版の「モテキ」の再放送を見る機会があって、続きが気になって動画サイトで、うっかり全話見てしまいました。
劇場版、見たくなりました。
個人的には、土井さんが好きなのですが劇場版に出ないのが残念です。
「モテキ」で流れる曲は、私が通り過ぎて行ったミュージシャンばかりで、すごく良いです。
ナンバーガール、フィッシュマンズ、くるり、イースタンユース、真心ブラザーズなど
その当時の空気や匂いを思い出します。
最終回に近いあたりで、島田と藤本の「自分で選んだ人生なんだから、堂々と生きろ!」というセリフが心に響きました。
はたして、人生を自信をもって堂々と生きているのだろうかと。
彼に、私の足が治ったら一緒に、ご飯を食べに行く約束をしました。
その時に、彼に自分の選んだ人生に後悔はないかどうか、たずねてみようと思います。
私から見ると彼が満足しているのなら良いのですが、彼の会社組織でのポジションの歯車は使い捨てで、あまりにも小さすぎると思います。
今日のBGMは、こんな感じだと思います。
私が1993年に東京で出会って、私の生き方に大きな影響を与えてくれた、ずっと応援している大好きなミュージシャンの、この曲をお送りします。

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