アヒルだってば!ウサギでしょ!

絵本の表紙だけでこの絵本の内容がわかってしまうが、このアヒルにもウサギにも見える絵が数ページ続く。この絵本はアヒルにもウサギにも見える、だまし絵を元にしたもの。同じものを見ていながら、違う解釈ができるのです。大人同士で、子どもを交えて楽しんでみて下さい。大人の方はそこで一歩踏み込んでいただき、なぜそう見えるのか、見えないのか、コミュニケートして見て下さい。
同じ出来事でも、人によって受け取り方、感じ方が違うということを、つい忘れてしまいがち。“頭”が固くなっておりませんか。
コミュニケーションに大切なことは、自分が正しいと主張するのではなく、相手が見ている世界を確認することです。「ねえ、どうしてウサギだと思うの?」と問われて「うーん、アヒルに見えてきた!」としたら、優柔不断か柔軟な協調性があるか....それは別問題としても...。まずはお楽しみあれ。

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