新しい季節に  小説

ジャンル:おおきく振りかぶって(水泉風味)
内容:らーぜの日常
   水泉要素はほとんどないです

柔らかな日差しが降り注ぐ4月
俺達が通う西浦高校に新入生が入学してきた。

「おわー!なんつーか…うわー!」
「人…いっぱい!」
田島は訳の分からない言葉を発し、
三橋は当然のことを口に出す。
(ついでに浜田は自分の席で寝てる。)
うちの学校は3年間クラスが変わらない。
だから今年もコイツらのお守りという訳で…
「はぁ…」
めんどくせー…と小さく呟いた声は
クラスの喧騒の中に消えていった。


放課後、来週にある部活紹介で
誰が前に出るかを決める会議が始まった。
ぶっちゃけ野球部は人数が少ないから
全員でもいけるっちゃいけるんだが…
「まずは主将の花井だろ」
開口一番阿部は有無を言わさない様子で花井を見る。
「だったら副主将二人もだろ!」
「えー!!俺も出たいー!ゲンミツに!!」
花井が即座に反論すると横で田島が騒ぎ出す。
隣を見れば口論になっている方をびくびくと見ている三橋。
反対側には眠そうに欠伸をする水谷。
本ッ当めんどくせー
「だったら主将組+田島で出ればいいだろ。」
それで万事解決
急に口を開いた俺にびっくりしたのか
口論していた3人が一気にこちらをみる。
……なんか悪いこと言ったか?
すると栄口が納得したようにポンッと手を叩き
「それがいいね」とお得意のスマイルでその場を収めた。
はぁ…こんなんでやっていけるのかよ…
俺が呆れたように溜め息を吐くと隣の水谷が
「泉ー溜め息吐くと幸せ逃げちゃうんだよー?」
なんてアホな事を言ってくる。
「お前、んな迷信信じてるのかよ。」
俺がそういうと水谷は
「そういう訳じゃないけどー」
と唇を尖らせる。
お子様か、お前は
全くもってかわいくないっつーの。
そんなこと考えてると水谷はいつもの気の抜けた笑顔で
「まぁ、意識の問題ってヤツ?」
と笑いかける。
水谷のこの(アホな)笑顔を見てると
俺のちっぽけな悩みなんてどうでもよくなるな…
いや、悩みなんてないけど
強いて言うなら
「お前、1年入って来たらちゃんと先輩出来んの?」
「うわっ!泉酷い!」
水谷は心外という顔をするが
俺の予想はあながち間違いではない気がする。
俺の言葉にぶーたれていた水谷は
先程の栄口のように手をポンッと叩き、
明るい笑顔でこう言い放った。
「わかった。
泉は俺が目移りしちゃわないか心配なんだ!」
「………は?」
何言ってんだ…コイツ?
とりあえず俺は
「そっかそっかー…
泉はまだ見ぬ新入生に嫉妬かぁ…」
なんてにやける水谷を蹴り飛ばす。
隣で痛い!と騒ぐ水谷を尻目に俺は本気で不安になってきた。
野球部…こんなんでやっていけるのか…?
「泉酷いよ!図星だからって!」
「誰もそんなこと言ってねぇよ」
でもまぁ…、水谷が言っていたことも
ちょっぴり当たってないこともなかった。




そんな春の昼下がり。












新しい季節に
(おおきく手を振りごあいさつ!)















*あとがき*
というわけで久々の水泉でございます!
バレンタインが最後だから…もう2ヶ月ですか!
早いなぁ…
今回は季節に合わせてみました
といってももう新学期始まって結構たってますがw
管理人的にやっと高校のペースになれたかなぁ〜と
ちなみに私の高校では野球部は全員で部活紹介をしていましたw
2



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL





AutoPage最新お知らせ