毎年冬になる前に、インフルエンザ予防として或る程度のマスクをストックしている私としても、最近のマスク不足は憂慮すべき事態である。
毎年マスクは各店に豊富に在庫が有り、「マスクが手に入らない」という事は、未だ嘗て経験が無い。一応現時点では自宅にストックが有るが、今後どうなって行くのか。
そんな事を考えつつ見た国立感染研究所のページにて公開されている最新のインフルエンザの流行レベルマップと昨年同時期の物とを比較してみた。

このマップは毎年注視しており、要注意とするべきタイミングを定める指針ともしているのだが、昨年同時期と比較してインフルエンザの感染者数にこれだけの差が有るという事は、今年は暖冬であったという状況を加味したとしても、例年よりもマスク着用者数が多い事に起因していると考えられる。
インフルエンザはウイルスである為、SARS-CoV2(COVID-19)も同様に考えれば、元々のマスクに対する考え方の違い、つまり、欧米の「マスクを着用するのは感染者」という考え方と、日本の「感染予防としてマスクを着用する(他人に感染させない様に、も含む)」という考え方の違いがここに現れており、それは感染者数の増加スピードからみても明らかではないだろうか?
つまり、マスクの着用はSARS-CoV2(COVID-19)に対しても一定の予防効果が認められる、という事になる。
勿論、感染者が自身では感染に気付いていない以前からマスクを着用していた事で周囲にウイルスを広めていなかった、という効果も否定はしないが。
今私が知りたいと思っているのは、
(1) 感染者は、元々普段からマスクをする習慣が有ったか?
(2) 感染者は、インフルエンザの予防接種を受けていたか?
この辺りも割と上記考察のヒントになる気がするのである。

2