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小森清貴 solo Album『カトレア』発売中 詳細

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『SILENT SUNRISE』セルフライナー A「virgin insanity」

2016/9/10 | 投稿者: komori


 「virgin insanity」っていう、70年代初頭のアメリカにて数年間のみ活動した男女ヴォーカルのグループがいるんだけど、そのバンドが好き過ぎて、曲名にしてしまった曲。当時の彼等の活動はと言えば、自主盤のアルバムを2枚作り、それをまあ親しい間柄に売るっつーか、配るくらいな、まあ音質や演奏力もかなりアマチュアで、で、それをグループが消失して長年を経た後、アシッドフォークとかそういう筋のコレクターが発見し、再発され、伝説の…呼ばわりされ、日本でもCDが出て・・・、という、よくある話ではあるんだけど、

 そういう作品って最終的にはやはりその詰めの甘さから飽きがきてしまって、大概のレコードは売り裁いてしまったんですが、このグループだけはなぜか特別に大好きで、儚く頼りない男女ツインヴォーカルのハーモニーは、壊れかけ結成に至る決定的な方向性の示唆を当時の自分に与えた。要は、彼等をパクリたかったのだ。

 ただのvirigin insanityの話になってしまいましたが、この曲の制作のイメージは若き日の焦燥感っていうのかな。実際のこのグループは当時恋人同士だったヴォーカルの男女が、破局と共にあっけなくその歴史に幕を閉じた事実をテーマに、歌詞は書いた。

 そういう、あたりまえに、誰しもにある、はじまりの中にひそむ終わり、はじまりの中にひそむ狂気の歌。若さは時に残酷になしくずし的に、地獄へと向かうものなのかもしれない。

 せっかくなんで実物のvirgin insanityの曲でも。


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