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小森清貴 solo Album『カトレア』発売中 詳細

小森清貴 Twitter @kiyotakakomori
連絡先 kiyotakakomoriofficial@gmail.com

年末年始のこと

2016/1/6 | 投稿者: komori

謹賀新年。2016。
本年もよろしくお願い致します。

年末、2015年最後の壊れかけのテープレコーダーズのライヴで、一人の愚か者の最低な行為のせいで、お客さん、共演の方々、ライヴハウスのスタッフ、沢山の人に迷惑をかけてしまった。バンドリーダーとして、今更ながらもしあの場にいた方で、ここを見られてる方がいらっしゃったら、改めてお詫びを申し上げたい。ごめんなさい。もう少し大らかに出来たのでは、という意見も見かけた。確かに、私達の怒りは幼稚なものだったかもしれない。ただ、演奏ではない、音楽ではない事態での出来事が、許せなかった。どうせ殺り合うなら同じ土壌で殺り合うべきだと思うし、それでバンドが滅びるなら、それはそれで運命だし、構わない、と思いながらこれまでやってきたものを、その土壌の外から踏みにじられた心地だった。怒りを超え、最後は悔しさで涙が溢れた。

いつも応援してくれてるお客さん達に伝えたいのは、僕達は皆で楽しくひとつになる、なんて音楽は多分、出来ない。ただ、そうではなく、4つの異なる個性がバチバチと火花を散らしながらぶつかり合うような、そういうスリリングなサウンドを、そうロックサウンドを、僕らは体現したいと思っているし、それをやってきたと自負していた。

自分は、昨年の最後にも、そうでありたかった、それだけだった。

年が明け、やはり続けることを現にこうして続けている自分がいる。それは具体的に遂行しなければならない目先の任務がまだ残っているから、というひどく現実的な理由にだけ、今は支えられているような気もする。

そんなことを考えながら、久方振りに年末年始を実家て過ごし、昔住んでいた町の海岸に初日の出を観にいった。

その陽の光は、今の自分には余りにも眩過ぎて、偉大過ぎて、希望すら感じることが出来なかったが、不思議と昨日までの絶望を忘れた。

ただ残ったのは、太陽も地球も、ああ今正に僕達と同じように生きているのか、という、生の感覚だった。

未来に落胆しても、過去にすがりついても、今が惨めでも、生きている、という感覚だけは、極限の最後まで残るのであろうか。

そして、この感覚を忘れずに、今年、作品に刻みつけたいと思った。

この感覚。
この感覚。

希望ではないが、絶望でもない。どこにも向かわない、静かな、佇んでいるだけの、生の感覚を。






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