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小森清貴 solo Album『カトレア』発売中 詳細

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LOU REED

2013/11/15 | 投稿者: komori

喪に服すためにずっとヴェルヴェッツとルー・リードを聴き返している。

僕にとってはロックとは即ち、ヴェルヴェッツだった。ビートルズでもローリング・ストーンズでもなく、ヴェルヴェット・アンダーグランドこそが、ある種のロックと名付けられた音楽のアイコンのような存在であった。ヴェルヴェッツの、そしてルー・リードという男が描いた世界には、常に虚無と虚空があった。それは絶対的な孤独であるが故の孤高、そして音楽の極北であった。そこには世界のあらゆるモラルや慣習に冷ややかな笑みを浴びせる、冷めたアナーキズムがあった。パンクの熱情的なアティテュードともまた違う、もっと、青白い、凍結した炎。「サンデー・モーニング」の虚脱感こそが、10代の頃に感じていたリアルな朝というもののそのものの姿であったし。「シスター・レイ」の反復される狂騒は、あれこそが世界のあるがままの姿だと思っていた。今もそう思っている。ルーが描き続けた狂気とは、人間存在の誰しもが胸の内に秘めたリアルな感情だった。すべてを否定し、そして終局的にはすべてを肯定している。それは愛情や優しさではない。徹底したリアリズムだった。我々は誰しもが精神倒錯者であり、そして糞だ。それをどこもまでも歪んだ音で教えてくれたのは、ヴェルヴェッツであり、ルーだった。

ヴェルヴェッツの1stは、恐らく人生で最も回数を聴いたレコードの1枚だ。きっと、これからも、永遠に聴き続けるだろう。ルー・リード、僕はあなたのようでありたい、とずっと思っています。合掌。



ルーのソロでは「ベルリン」収録のこの曲が好きだな〜。この時点で65歳とか? Bメロに入る瞬間の声の尖りようよ。かっこ良すぎるぜ。

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