壊れかけのテープレコーダーズ Official Web Site
http://kowarekake.com/

小森清貴 solo Album『カトレア』発売中 詳細

小森清貴 Twitter @kiyotakakomori
連絡先 kiyotakakomoriofficial@gmail.com

オリジナル、ないしはエラーについて

2012/11/17 | 投稿者: komori

この1週間は立て続けに刺激的なライヴを目撃する機会に恵まれた。新宿LOFTでの東京BOREDOME(取り分け、WRENCHとZが素晴らしかったな!)、代官山UNITでのWIRE来日公演、その共演のEP-4、渋谷WWWでのbloodthirsty butchers…

いずれもも、唯一無二、なんて言ってしまうと安っぽく聞こえてしまうのだが、本当に代替不能なことを追求し実践してるという、その孤高さよ! って痺れる、ブッチャーズ吉村さんがMCで「誰に嫌われたっていい」と言っていたよ、ああ、そんな清らかな覚悟を以って荒野を歩み、その純然たる結果として、WWWがいっぱいになる程のオーディエンスが詰めかけるわけだから…、本当にそれって美しい音楽の、芸術の形ではないだろうか!コマーシャリズムなどではない、終局僕等が目撃したいのは、圧倒的なまでの、オリジナルなものなのだ、有無を言わせぬまでの、「2001年宇宙の旅」に出てくるモノリスの如き存在。ポップってそういうもんでなかったか?

そして、やはりブッチャーズを観てて思ったことは、オリジナルということは、ある種の「エラー」に起因するものだということ。はじめ、我々誰もが、決してオリジナルなんぞではなかったはずだ、見習うべき、模倣すべき、対象、憧れを抱く、そうでありたいと思う、対象、がきっと誰しもに、存在するはずだ、が、しかし、それに、それらに、「なれない」、私は私であなたではない、という、間逃れえぬ事実としての断絶、その孤独が故に、個とは目覚めるものではなかっただろうか?

故にオリジナルとはエラーなのだ。辿り着こうとして辿り着けなかった、成し得ようとして成し得られなかった、道の外れ、そこには未だ名付けられすらしない新たな「道=未知」が存在しているのではないだろうか?



むかーし昔、まだ今のバンドをやる前のバンドをやっていた頃、「未だ僕は僕になれず」っていう、フレーズ、そんな歌詞のうたが、あったのを今思い出した。本当にその通りだよ。









0



コメントを書く

この記事にはコメントを投稿できません





AutoPage最新お知らせ