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小森清貴 solo Album『カトレア』発売中 詳細

小森清貴 Twitter @kiyotakakomori
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記念日

2012/5/27 | 投稿者: komori

5/23は渋谷7th Floorで割礼との2マン。先に月初ヤーチャイカとの2マンもあったので、十分な告知が間に合ってなかったかなあという懸念もあったが、蓋を開けて見れば会場は満員で、壊れかけ単体でも相当数のお客さんが観に来てくれて嬉しかったです。壊れかけはこういう時、ちゃんと「音楽」のみを聴きに来てくれる、真摯なお客さんが多く、その眼差しは演者の僕等の背中を押してくれている気がします。お陰さまで良い演奏が出来たし、座りの会場にも関わらず、ちゃんとロックのダイナミズムを伝えられたんじゃないかな。

5/23 set list

1、ニセモノの銀河
2、エレベーター、ひらかない
3、街の灯
4、迷路
5、次の夢へ
6、曇りの裂け目
7、記念日
8、踊り場から、ずっと(新曲)

この日やった「記念日」が、「さいだなTV」という動画サイトにアップされてるんでよかったら観てみて下さいだな(←うまく絡めたつもり)

コチラからどうぞ。

なぜか直接動画が貼れんくて、リンクですみません。撮影してくれたさいだなTVの小山様、ありがとうございました!

割礼はもうことばになりませぬ。あんな演奏絶対誰もまね出来ないし、先駆者も追従者もいない、時代にすら左右されない、寧ろ時間の流れを歪ませる、完全独自、唯一無二のバンド。おそらく、20年くらい前からあるだろう曲を今尚やっても全く色褪せてないのが凄い。新しいって何?古さって?僕等の心身を疲弊させる時間という観念は、案外受け売りの、なんてことはない、CDショップの棚割り仕切りみたいな、そのくらいのものなのかもしれない。

ふと、自分達の「記念日」のことを思い出して、この日も久々だったにも関わらずとてもよく出来て、ああ、この曲を、2007年の5月に、僕がバンドに持って来て、そっから、壊れかけのテープレコーダーズってバンドは始まったんだよなあ、と思い出す。

一番最初に作った曲を、今でもちゃんと歌える、演奏出来るってのは、案外、凄いことなのかもしれない、と、ふと思いました。

だから、やっぱり、古い/新しい、では図り得ぬ時間があって、今は2012年5月だけど、それはもう既に2007年の5月の中にさえ、内包されていた、ということには、ならないだろうかな。

だって、歌はたしかに今こうやって現在の僕等をも含みこんでいたのだから。

音楽を作ることは、今が過去になる日という未来まで、今の強度を過去として葬りさらず、かつ手繰り寄せた未来を確かな今として生き抜くための、そういう瞬間との、孤独な戦いであると思う。

だけど、僕はそういうことを続けていきたいのです。


2007年 21歳の時に書いた歌詞を、改めて、打って、みよう。



「記念日」 作詞作曲 komori

忘れてみて 新緑揺らす五月の風の中で 僕の歌なんて

だけど、
思い出して 蔑む都市の音が君を壊すとき こんな日のことを

君が忘れてしまった記念日に、僕は一本の記念樹を植えよう
君が忘れてしまった記念日に、僕は一本の記念樹を植えよう

それはやがて大樹となり種を散らせ 
森が出来、獣達が行き交う
そこへやって来た新しい一族は木を切り家を建て、
門出の晩餐に その獣を殺し 焼いて 食べる

今宵、もし僕が死んでも明日また君が生まれるように
今宵、もし僕が死んでも明日また君が生まれるように

泣いたり、笑ったり、泣いたり、笑ったり
そんな毎日を祝福する為にうたうんだ
そんな毎日を祝福する為にうたうんだ

君が忘れてしまった記念日に、僕は一本の記念樹を植えよう


まあ、なんというか…

暗示だと思う、残る音楽というのは、それは他者の中にでも、己の中にでも、問わず。はじまりははじまりの先のことを知っているし、でもそれが終わりすらも知っていたら、という、意識の範疇を超え出てしまう、そういう恐ろしい、おぞましいものに、僕等は人生を捧げている、ということを忘れてはいけない。

詩や音楽以上に、人間とは、崇高じゃないと思う。
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