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小森清貴 solo Album『カトレア』発売中 詳細

小森清貴 Twitter @kiyotakakomori
連絡先 kiyotakakomoriofficial@gmail.com

またひとりにもどるなら

2010/12/24 | 投稿者: komori

色々あって、少しばかり、情緒の起伏が激しい日々だった。
でも、元気になった。頑張ろう。

12/19
壊れかけで下北沢Daisy Bar、サヨナラボーイ企画へ出演。何度か出演し、音作りが苦手な箱だったが、それは克服出来た。いつ、なんどき、どこへ行ってもやれるようなタフさは身に着けたいと思う。が、この日の演奏はちょっと雑だったかもしれない。主催のサヨナラボーイは凄く良かった。音響の問題ではなく、ちゃんと命宿して書いた歌詞・ことばは、どんなに轟音の演奏の中でも、くっきり輪郭を持って立ち現れるんだと思った。

終演後、早めにライヴハウスを後にし、下北のお洒落なビールバーにて某雑誌のインタビュー。「箱舟」に関すること。思いの丈は、喋れたか。批評を生み出さない無難な表現は好きではないから、常日頃から、ことばに向かい合うようには心がけている。自分の作品にも。

12/20
日中通常勤務〜深夜棚卸当番。長時間労働だったが、皆が寝静まった時分、誰もいなくなったブロードウェイで黙々と棚卸をするのは、苦にならないし、嫌いじゃない。まあ、たまにだから良いんだけど。日中華やいだ雰囲気との裏腹の静寂が好きなのかもしれない。

仕事後、早朝の中野の町を散歩する。空気は張り詰めていて、透き通っていた。冬の空気は、アコースティックギターがぴりっと響くのが、好きだ。

12/21
壊れかけで渋谷O-NEST、よしむらひらく企画に出演。この日の演奏は、自分は楽しく一生懸命やれたつもりだったが、メンバーは皆落ち込んでいた。演奏前に、演奏とは然程関係のない些細な揉め事がちょっとあったのも影響したのかもしれない。バンドの難しさを実感じた。

新曲「曇りの裂け目」を初めてライヴで披露した。あまり上手く出来なかったが、僕は曲の出来や、バンドのアレンジ自体には凄く満足している。素晴らしい曲だと思う。これから、少しずつ、育てて行きたい。

イベントは沢山バンドが出てて、初見の方々も多く、お腹いっぱい楽しめた。oono yukiさんは始めてみたが感動しちゃったよ!草原を駆け巡ってるような、大きな音楽だ。オワリカラの新曲群はどれもよく、想像力を掻き立てられた!

しかし、この日のよしむらひらくロマンチカの演奏は特別だった。中盤くらいからずっとボロボロ涙が滝のように止まらなかった。あんなに目玉をひん剥き、歪ませたギターを弾き倒すよしむらひらくは、初めて見た。

よしむらひらくのうたを聴いていると、分かる。これらのうた達が、如何にひとりぼっちで生まれてきたのかということが。元来うたとはそうあるべきものだと僕は思っている。共感を目論まれ製造されたうたなんぞに、誰が涙を流すのか。誰にも解されず、ことばにすらなりきれなかったことば達の震え、軋みが、やがてリズムとなりメロディーを紡ぎ、うたになるのではないだろうか。

そして、うたを歌うことが、そんな最底辺の気持ちに戻させる。上辺では、うまく笑っていられると思っていたが、すぐにぼろが出る。ガタガタと崩れ落ちる。だけど、そんな時にこそ、陽の照った場所で甲高く笑っていた自分自身が、如何に傲慢な存在だったかということに気付く。手にした強さがいつしか権力のごとくはびこっていたとも知らずに、弱さを卑下する。かつて誰もが脆弱にして生まれてきたのに。そんな自分に気付く。そんな時うただけが僕等を優しく、また無残にも暗がりの中の孤独に舞い戻してくれる。だから、また陽の目に焦がれ、手を伸ばす。この永劫なる悪循環を、きっとまた繰り返してしまう。それは、はじまりの弱さを忘れぬために。

12/22
前日の反動で、何も出来ず。

12/23
夜、吉祥寺にDODDODOさんを観に行った。またもオロオロと泣いてしまった。彼女のうたもまた、ひとりぼっちで生まれたうただと思う。「寂しい時の口の運動、どっどど」というのが、まさにその事なんだ!だから、聴いてて優しい気持ちになれるんだ。

そして、ふと、誰しもがそうなんだと思った。

また、歌いたいと思ったよ。

頑張ります。踏ん張り時やね。
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