
僕は朱里エイコには詳しくありませんが、それでも子供の頃にテレビで見て「キレイな人だなあ」「歌が上手だなあ」「華やかな人だなあ」とぼんやり思っていた記憶があります。当時は100万ドルの脚線美と言われていたそうで、実際に足に100万ドルの保険をかけたとか。子供だったので気が付きませんでしたが、スタイルも抜群だったわけです。アメリカでも活躍し、リンゴ・スターに口説かれた事もあるそうです。
ひっそりと表舞台から姿を消してから僕も長い間忘れていたのですが、椎名林檎ちゃんの「唄ひ手冥利」というCDが発売された時に買ったら、朱里エイコの「白い小鳩」という歌をカヴァーしていて「ああ、朱里エイコっていう歌手がいたっけな」と思い出しました。
大ヒット曲の「北国行きで」という曲が大好きでしたので、また聴きたくなりCDを探していたのですが、なかなか見つかりませんでした。Amazonでも売り切れだったので足で探すしかなかったのです。数日前にやっと新宿のCDショップで見つけて手に入れました。
聴いてみたのですが、本当に歌が上手い!「リトル・ダイナマイト」と呼ばれていたそうですが、パンチも効いて本当に素晴らしい歌唱力です。曲もカッコイイ!何度も繰り返し聴いています。iPod miniにも入れました。このCDを聴いたら思い出した曲も何曲かありました。
朱里エイコが「あの人は今」みたいな番組に出たのを何度か見た事がありますが、大病をしたそうでその副作用でかつてのスタイルではなくなっていました。昨年残念ながら亡くなってしまいましたが、WEBでその記事を読んだら誰にも看取られる事なく、また引き取り手もなかったそうで僕まで寂しくなってしまいました。
しかし素晴らしいシンガーであった事は間違いありません。もう少しCDが手に入りやすくなる事を望みます。朱里エイコは世界に誇れるシンガーだったのですからね。