「大傑作!メモリー・オールモスト・フル/ポール・マッカートニー」
ビートルズ 関連

昨日、スターバックス コーヒーでポールのニュー・アルバム「メモリー・オールモスト・フル(Memory Almost Full)」を買って来ました。今回のアルバムはスターバックスの音楽レーベルから発売という事で、世界中のスターバックスの店頭でも購入できるそうです。もちろん日本のスターバックスでも買えます。
お店に入ると、レジの横にポールのニュー・アルバムが棚に入って置かれていました。棚から1枚を抜き取ってレジのお姉さんに差し出すと「2,200円です。今店内でかかっているこの曲も入っていますよ!」と笑顔で言ってくれました(店内では「The End of the End」が流れていました)。6月5日(つまり今日)は世界中のスターバックスで1日中このポールのニュー・アルバムが流れるそうです。
どうしてわざわざ僕がスターバックスでポールのCDを買ったのかといいますと、日本盤がまだ発売前だからです。日本盤は6月6日、つまり明日発売なのです(早いお店でしたら今日CDショップに並ぶかもしれませんが)。スターバックスでは昨日が発売日でした。
そういうわけで、昨日買ってきたというわけです。ちなみにスターバックスで買ったのは輸入盤で2,200円、明日発売の日本盤はボーナストラック「Why So Blue」が1曲多く収録されていて2,500円です。
帰宅してからじっくりと聴いてみましたが、いやはやもう素晴らしい!さすがポールだウオォォォ〜!と思わず絶叫してしまうほど感激しました。
久しぶりにポールのシャウトも聴けましたし、凝った構成の曲も堪能できましたし、奥さんのリンダが亡くなってから激減していたバック・コーラスも復活しています。曲によってはビーチボーイズのように凝ったコーラスもあります。ベースラインもカッコ良くてウイングスみたいです。
日本でのキャッチフレーズは「みんなの愛する、あの頃のポールがここに。」ですけれど、どの頃のポールを指しているのでしょうか。これはこれで現在のポールだと思うんですけどね。ウイングス時代を彷彿させるメドレーやコーラスやシャウトという意味でしたら少し納得もしますけれど、それ以外の時代も愛されていたと思うんですけどね。まあ、あんまり深く考えない方がいいかもしれませんね。
個人的には7曲目の「Gratitude」と、8曲目から11曲目までメドレー形式になっている「Vintage Clothes」「That Was Me」「Feet In The Clouds」「House of Wax」の流れが構成も凝っていて最高に良かったです。もう今月でポールは65歳になりますけれど、まだまだこんな凄い曲を作ってしまうんですね。もう大感激しました。すごいすごい!
怒濤のメドレーの後にピアノとストリングスのみで歌われる「The End Of The End 」も涙が出るほど良いです。実に美しい。
13曲目の「Nod Your Head」は不協和音でノイジーでシャウトで狂気じみていてこれも最高です。
音圧も高くて迫力のあるヘヴィなミックスで、ベースもブンブンと大きい音ですし、メロディーもサウンドも自由自在で、キャッチーで、もう何も文句はありません。聴けば聴くほど良いです。大傑作です。
ところでiTunes Storeでウイングスやポールの曲の配信が始まりましたが(なんとリマスター!)、ポールはこんな事を言ったそうです(
こちら)。携帯電話などでご覧になっている方はリンク先が読めないかもしれませんので要約しますと、ポールは今後、曲のインターネット配信を音楽活動の柱にする、大手のレコード業界よりも、ネットや若い人たちと一緒にやっていく、という考えを明らかにしたという事です(ビートルズのネット配信も今年度末には始まる見通しだそうです)。
そういうわけで、僕もiTunes Storeでこのポールのニュー・アルバムを予約いたしました。
あれ?CD買ったのに、同じアルバムをネット配信でも買うの?と不思議に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、iTunes Storeのは「デラックス・ヴァージョン」で、ボーナストラックに「In Private」「Why So Blue」「222」の3曲に加え「Dance Tonight」のアコースティック・ヴァージョン(これはiTunes Storeだけの予約特典です)、ポールのオーディオ・コメンタリー、それにデジタルブックレットがダウンロードできるのです。
iTunes Storeの説明を読むと「Dance Tonight」のアコースティック・ヴァージョンは予約しないとダウンロードできないようですし、今後発売されるCDなどにも未収録のようですので、聴きたい方は今日(6月5日)のうちに予約する事をおすすめいたします。iTunes Storeでのデラックス・ヴァージョンの価格は2,000円です。尚、CD2枚組の「デラックス・エディション」も発売されます(7月18日発売。1万枚限定・直輸入盤仕様、日本語ブックレット付き、3,300円。輸入盤は6日頃に発売の模様)。
それからCDはちょっと変わった造りのケース(スーパー・ジュエル・ケース)に入っていて、裏ジャケットにはポールの写真が貼り付けてありました。日本盤にもこれは付属するのでしょうか。

↑今回のアルバムの広告でおなじみの写真
ポールがこんな大傑作アルバムを作ってくれて本当に嬉しいです。
ポール、バンザーイ!!
※ 6月11日(月)23:00より、ポールが「
英語でしゃべらナイト」にビデオ出演するそうです。英国流ダンディズムを語るそうですので興味のある方はお見逃しなく。
関連文章です:
「
ポールのアルバムで四苦八苦」
「
iTunes Storeで予約したのに発売日にダウンロードできず」
「
メモリー・オールモスト・フル発売日」