探していた、自作曲を多重録音した10代の頃のデモテープの残りが、やっと出て来た!
前回&前々回の写真とダブリなし。
良くこんなに作ったなあ。全曲きちんとアレンジされて凝ったコーラスも入ってきれいにミックスされてる。
30年以上前のテープなので忘れてた曲も多数。
リマスターして成仏させよう。
10代の頃に多重録音したテープを聴いてると、デジタル機器の発達と共に音のクオリティが上がって行くのが手に取るようにわかる。
特に国産初PCMドラムマシンDPM-48と、デジタルシンセサイザーDX7の導入で劇的にサウンドが良くなってる。
SPX90を買ってデジタルリヴァーブを使い始めたのは20歳の時から。
もちろん、ここで言うクオリティというのは、アマチュアの自宅録音の世界の話。
アナログのリズムボックスやアナログディレイ、FMやPCM以前のシンセサイザー等で頑張ってたけど、それでは出せない音がたくさんあったなあ。
それでもなんとか似た音を出したくて、ショボイ機材と格闘してたっけ。まあ、デジタル・ディレイはPCMドラムマシンの少し前にアマチュアにも買える値段(5万円ぐらい)まで下がったから買って持ってたけど。
SPX90のデジタルリヴァーブはペラッペラの音で深みがなかったけど、それまでラック型のスプリングリヴァーブを使ってたから、ドラムにかけてもピシャピシャ跳ねた音がしないでパーン!とキレイに残響がかかるのに感動したなあ。
だからその頃に録ったテープは、嬉しくてリヴァーブかけすぎちゃってる。
90年代になって、ノンリヴァーブのミックスが流行ったのは、みんな使いすぎてリヴァーブに飽きちゃったのかな。
今はリヴァーブがほとんどなくても、カッコ良くて気持ちいい、奥行きを感じさせる上手なミックスをする人が増えたと思う。
こればかりは実践で鍛えるしかないので、僕もコツコツ勉強しよう。