「The Music Behind The Magic」
映画レビュー等

今日は香港ディズニーランドの開園日だそうです。僕は海外のパークはフロリダのウォルト・ディズニー・ワールドしか行った事がありませんが、山手線の内側の1.5倍という広大なパークだったので1週間でも半分ぐらいしか見て回れませんでした。香港のパークは小規模だそうですが行ってみたいものです。
というわけで、今日はディズニーのCD BOXセット「The Music Behind The Magic」のレビューです。6000セット限定で発売されました(今ではプレミアが付いているらしい)。CD4枚組で、ブックレットも付いています。

「美女と野獣」「アラジン」「リトル・マーメイド」のサウンドトラックと一緒に、デモ・ヴァージョンや未発表曲なども収録されています。言ってみればマニア向けなのですが、これがもう楽しい!デモ・ヴァージョンの中には完成度がもの凄く高い物もあり、聴き比べると非常に興味深いです。面白い編集もされていて「ベル」では、デモ・ヴァージョンとファイナル・ヴァージョンが上手につなげてあります。
僕が世界一好きな曲のひとつ「ビー・アワ・ゲスト」のデモも素晴らしいです。ブックレットにデモを作るのに使われたと思われるパソコンやシンセらしきキーボードの写真が載っています(写真が黒く潰れていて機種などは判別できませんが、リトル・マーメイドの頃はヤマハDXの音が、美女と野獣の頃はサンプリングされたストリングスの音が聴こえます)。アレンジした曲をパソコンで打ち込んで行ったのでしょうね。でも良く聴かないと本物のオーケストラにしか聴こえない曲もあります。
「美女と野獣」のメインテーマはピアノを弾きながらメロディーを作っている様子がそのまま収録されています。何度も歌いながらメロディーを仕上げていくと、聴き慣れたあのメロディーになって行きます。なかなか感動的です。
実は僕はこのCD BOXをどこで知り、どこで買ったのか憶えていません。値段も憶えていません。ただ僕がこの世で一番好きな映画は「美女と野獣」なので、どこかで存在を知って探して買ったんでしょうね。
どこで買ったのかは忘れちゃったけど、本当にこのCD BOXを買っておいて良かった!死ぬほど聴きましたし、今でも良く聴きます。これらの曲を全て作曲したアラン・メンケンは歴史に残る大作曲家です。
後に「美女と野獣」がDVD化された時に、未発表だった「人間に戻りたい」が収録されましたけれど、その何年も前に発売されたこのCD BOXにそのデモ・ヴァージョンがひっそりと収録されていました。このデモも素晴らしいのですが、デモ・ヴァージョンは曲が正式に録音されたら役目は終わりです。だけど僕はこれからもひっそり愛聴します。