「ソングライターズ/松本隆」
はっぴいえんどのマニアとしても、見所が多い番組だった。後編の松田聖子プロジェクトの話も興味深かった。松田聖子さんのアルバムは、僕は大滝詠一さんが片面をプロデュースした「風立ちぬ」しか持っていなかったが、最近4枚組の「松田聖子全集 Seiko Box」を聴き、クオリティの高さに感心した。この頃、良く聴いている。
「木村カエラ ライヴ」
WOWOWで見たが、ライヴでも歌が上手い。曲も良い。ライナス・オブ・ハリウッドが曲を書いたりしているものなあ。華やかでカッコ良い人だなあ。まだニューアルバムは未聴だが、そのうち聴いてみよう。
「チャットモンチー LIVE in 武道館」
女の子バンドだが、派手な演出もほとんどなく、楽曲を聴かせる事を最大の目的としていたところが潔かった。ドラムとベースがどっしりとしたビートを出していた。ギターの子がチョーキングを全く使わないのだが、これもサウンドの特徴になっている。途中で矢野顕子さんのコメントが出てきてビックリ。好意的に思っているそうで、あるフェスではノリノリでステージを楽しんだそうだ。
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2009」
WOWOWで1日4時間ずつ、3日間で計12時間に渡り放送された番組。一応全部見た。フェスティバルの指向だろうが、テンポが早めで強いビートの激しいバンドが中心だった。テレキャスターを弾いている人がすごく多くてビックリ。バンド名はわからないが、凄まじいベースの演奏をしている人がいた。画面の隅にバンド名や曲名が出るのだが、字がものすごく小さくてうちのテレビでは読めなくてイライラした。これではバンド名が読みとれない。多くの曲がエンディング寸前でカットされていた編集にも疑問。最後の1音まで聴かせるべきである。しかし日本にもたくさんのバンドがあるのだなあ。ほとんどのバンドは1曲だけの放映だったが、ユニコーンは3曲聴けた。普段テレビでは見られないバンドもたくさん見られて楽しかった。
「LIFE 井上陽水〜40年を語る」
NHK教育テレビで、4夜連続で計約4時間の番組。全部見たが、非常に面白い内容で、毎日続きが楽しみだった。僕の母が陽水さんのファンで、アルバムを買ったりコンサートに行ったりしているが、僕は「井上陽水奥田民生」のアルバム2枚ぐらいしか持っていないので詳しくは知らない。今度ちゃんと聴いてみよう。松本隆さんの番組でも思ったが、やはりビートルズの影響は大きいのだなあ。歌詞の発想がとんでもなく、ビックリした。昔は「当たり前田のクラッカー」の部分は画面がボヤけて企業名がカットされたのに、今はそのまま流しちゃうんだなあ。
ところで「PEACE BED アメリカ VS ジョン・レノン」という映画を観たら、コメントのバックで流れているジョンの曲が、ヴォーカル抜きのバックトラックだけになっている部分がかなりあった。映画用にリミックスして作られたと思うのだが、このバックトラックだけを聴きたい。でもおそらく正規の発売はしないのだろうなあ。
オマケ:
野沢直子さんのベスト盤が出るそうだ。昔は良く聴いたなあ。当時としては画期的な新しい形のコミックソングだったと思う。
驚いたのは、Amazonのカテゴリーで、この野沢直子さんのアルバムが「アイドルポップ」に分類されている事だ(
こちら)。このジャンルに分類した人は素晴らしい。