2006/12/23

二人をつないだYes  ソロ・ナンバー

ゴーストライターは今、
去年のクリスマスにご主人を亡くされた方の本を書いてます。
ノッてくると語り手が憑依するため、カンペキ「なりきって」しまう。
だから、つらかった去年のことをずっと思い出していて……

……というのが、しばらく更新をサボった理由。
一週間のごぶさたでした(古っ!)

今日はジョンとヨーコの出合いの話。
いつか武道館での日本公演の話のところで書いたように
ビートルズは1966年の秋からコンサート活動をいっさいやめて
自分たちの本当の音楽を求め始めました。
ジョンが前衛芸術家のオノ・ヨーコと出合ったのは
ちょうどそのころ、1966年11月9日。
ロンドンのギャラリーでヨーコは個展の準備中でした。
そこへふらりと通りかかったジョンが何げなく入り、
部屋の真ん中に置かれたはしご(脚立)を目にしたのです。
天井からはでかい虫メガネがぶら下がっている

ジョンは「まだ準備中だから」としぶるヨーコにお構いなく、
面白そうだとはしごを上ってみました。
よく見ると、天井に何か小さな文字が書いてあります。
虫メガネはこの文字を読むためのものだったのです。
そこでおもむろに虫メガネを取ってのぞき込んでみると
天井に書かれていた文字は……

         Yes

「あのときぼくは、救われたような気分になった。
自分から行動を起こして肯定の言葉を受け取れ、という
ヨーコのメッセージが伝わってきたんだ。
もしあのとき天井に"No"と書かれていたなら、
ぼくはヨーコと結婚しなかったかもしれない」

ジョンはのちのインタビューでそう言っています。

今日のインスピレーションはもちろん、
この季節にふさわしいこの曲から。

「楽しいクリスマスを
黒い人にも白い人にも黄色い人にも赤い人にも
争うのはもうやめようよ」

And so happy christmas
for black and for white, for yellow and red ones
Let's stop all the fight

("Happy Christmas(War is over)"より)

この曲や「イマジン」のイメージから、
ジョンを平和主義者のシンボルのように言う人は多い。
けれどこうしたメッセージはすべて、
もともとヨーコが発信していたものだったのです。
ジョンはどちらかというと後からそれに共鳴し、
深くのめり込んでいったのでした。
最初の Yes で魂を揺さぶられた時から、ずっと。

それにしても、あのジョンをここまで心酔させた女性――
オノ・ヨーコというのは本当にすごい人です。
もうそろそろ彼女の真価が認められてもいい時代だと思う。

みなさんもどうぞ素敵なクリスマスを……




2006/12/26  19:49

投稿者:tomo

素敵なエピソードだね。
このあいだ横浜の友達と話していたら
彼女の高校の教科書にジョンとヨーコの
出会いが載っていたらしい。彼女の記憶に
よると、ジョンはヨーコの中に母を見出したと教科書に書いてあったんだって。すごい!
オノヨーコの自伝を読んだことあるけど
やっぱり前衛的だった。
LOVE、いい曲だよねー。
イマジンとともに大好きよ♪

2006/12/26  18:51

投稿者:acha

自分から行動を起こして肯定の言葉を受け取る、、、いいねー、これ。
この頃は、若い頃より自分が好きになりました。クリムン、今の私、変身願望はないぞー。

2006/12/24  1:04

投稿者:クリムン

二人の出会いの話は昔何かで読んでたけど、そこに何が書いてあるかすっかり記憶から抜け落ちてました。「YES」なんですね。
自己否定して総括ばかりしている時代にYESと言える勇気が凄いです。今じゃYESもNoも言わない物言わぬ時代になってしまった。

2006/12/23  14:11

投稿者:くり

「犯罪の影に女あり」と言うけれど、平和主義の影にも「女」があったのですね。願わくば、後者の女になりたいものです。

2006/12/23  13:09

投稿者:トミー

人間は無益な争いを太古の昔から繰り返してきました。
隣に居る人を愛せる自分であったなら、イジメも戦争もありません。
生と死の意味は、と荘厳なテーマを考えてみれば、意外に、答えは風に吹かれている。というような事なのかもしれない。


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