いじめや友人関係の問題など、心の悩みを訴えて学校の保健室を訪れ、養護教員に相談する子どもが、小中高校ともこの10年間で大幅に増えて、保健室利用者全体の40%以上を占めていることが28日、文部科学省の2006年度の調査で明らかになった。
保健室を利用する子どもの数や養護教員の対応時間も増加傾向で、文科省は「社会環境や生活習慣の変化が大きく影響し、子どもの悩みが以前と比べて多様化しているようだ」と分析している。
調査結果によると、保健室を利用した理由を「主に心に関する問題」としたのは、小学生で1996年度は8%だったが、06年度には41%に上昇。中学生も18%から47%、高校生も14%から44%に増えた。悩みの内容はいじめや友人関係、家庭環境などが上位を占めた。
記事:共同通信社

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