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2018/9/25
さ〜いよいよ大詰め!
今回の新発見のクライマックス!!
■31作の新発見!@
■31作の新発見!A
前回、前々回と続いた
31作の新発見!
---最終章---
第31作 男はつらいよ
旅と女と寅次郎
1983年8月6日公開
マドンナ:都はるみ
最後にチャレンジするのはこのシーン。

道を尋ねる寅。
ここで目につくのは画面右に映るバス停。
現在も同じようなバス停は存在している。

ただこのバス停にこだわってしまうと
今回のロケ地にはなかなかたどり着けない。
このバス停についてはなぜ使用されたのかは不明。
という事で今回はバス停にはこだわらず
その他に目印になるものを探してみた。
そして今回見つけたポイントは…
ココ!

画面右隅に映る
赤い横長のかなり大きめな屋根。
これと同じ赤い大きな屋根が
同じ方角にあればもう間違いない。
1975年の航空写真で確認してみた。
あった!
予想通りかなり大きな屋根である。
これでカメラの向きは分かった
次に寅の立っていた位置はどこなのか?
この場面でも寅は見えている。
アップで。
寅のいる場所まで「はさ木」は

全部で15本。
ここからは一旦仮説。
現存している「はさ木」を確認してみると
10mの幅に5本は入っている。
という事は2m間隔に近いと思われる。
しかし昔からあった「はさ木」が「メートル」という
単位で区切られていたのだろうか…
そうか!「メートル」ではなく
「間(けん)」なのでは?
つまり「はさ木」の間隔は2mではなく
昔からの日本の単位である
1間で
現在のメートルに直すと
1.8m間隔なのでは!
という仮説を元に手前の「はさ木」から
寅のいる「はさ木」までは
1.8m×15=27mと推測。
多少の誤差はあるかもしれないが
当時の航空写真に当てはめてみた。
@

赤線の長さはは25m。
「はさ木」があったであろう場所の
右端に合わせてみた。(その右には小屋も見える)
A

寅の位置(黄色●)と田んぼの境界線。(赤点線)
B

カメラ位置を予測(水色●)
カメラ位置を予測して
この位置から現在のGoogleで写真を確認。
それがこちら!
もう一度映画のシーン。

もうひとつ緑枠の目印と赤い境界線。
航空写真で確認して
現在その場所にある建物に同じく印をつける。
その2枚を並べて確認。
見事に一致!
ここまでピッタリと合うのは
とても珍しい。
やはり予測通り
寅のいた位置はココで

カメラ位置はココなのである!
そして最初のカメラ位置はココ!
無事、解決!
以上である。
で、結局詳しい場所はどこ?
という事になるが…
それはまた現場を確認してから
ご紹介したい!
でも
ここまで詳しく書いたので
近隣の方は直ぐに行けちゃうと思う。
お時間あれば是非チャレンジして頂きたい。
おしまい。
吉川さんのHPで今回の発見を
とてもわかりやすくご紹介頂きました!
是非ご覧ください!
リンク
号外!あの越後風景が解明されました!!
第31作旅と女と寅次郎 越後西浦区 はざ木のある農道

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