満男の面接
第46作 〜寅次郎の縁談で
満男が面接を受ける。
そしてその後に面接会場から出てくる。
この一連の流れは、特に場所が変わったという
説明はないので同じ場所と感じてしまう。
が、しかし
ここは全く違う場所なのであった!!
このことは寅友のちびとらさんより
ロケ地の場所をお聞きして
私は初めて知ったのである。
今回はその現場に実際に行ったお話。
先ず映画のシーンでヒントになる
面接冒頭部分。
このシーンの現在
↓
麹町三丁目交差点
ではこのシーン
どのビルからの撮影なのか?
もう一度映画のシーンを見てヒントを探してみる。
@役員の後ろにある窓枠に注目
画面に映っている縦3本の窓枠。
太さに違いがあり左から「太い」「太い」「細い」
A窓ガラスに特徴あり
何やら窓ガラスがキラキラしている。
もう一枚
縦横に線が見える。
どうやら網入りガラスのようだ。
すぐ下に歩道がある関係で当時の建築基準になっていた可能性ある。
これらを踏まえ現場でビルを確認してみる。

このシーンで映っている後ろのビルに合わせて撮影。
そしてこの写真を撮影した位置がこちら
(黄色矢印位置)

該当ビルは広告代理店の「内藤一水社」さん。
それではビルを細かく検証。

このビルにある定礎は・・・
「昭和40年」
年代的にはクリア
注目ポイントは…
@役員の後ろにある窓枠に注目

こちらもクリア
A窓ガラスに特徴あり

こちらもクリア
間違いない!
撮影は「内藤一水社」さんで行われている!!
あとはビル内で同じアングルでの撮影ができたら…と思ったが
さすがにそこまではできなかった。
では満男が面接会場から出てくるシーン
ここは全く別の場所で
現在の姿がこちら
玉川通り渋谷道玄坂1丁目
渋谷センタープレイスビル前
場所を地図で表すと
青丸が
麹町三丁目交差点
赤丸が
玉川通り渋谷道玄坂1丁目
こんなにも場所が離れてしまったのには
やはり何かしらの理由があったに違いない。
よく撮影には坂道のある場所が好まれるが
その関係なのであろうか?
何かエピソードをご存知の方はご一報ください。
また「内藤一水社」関係者の皆さま
もし可能であればビル内からの撮影をさせて頂ければ幸いです。
おしまい

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