雪で閉ざされた谷地酸ケ湯間は毎年4月1日開通する、開通すると道路の両側には見事な雪壁ができる。
その雪壁を谷地から酸ケ湯間約8Kmをアックストラバースを試みたことがある、たしか40歳代のころだったと思う、当時八戸の職場の山岳部の後輩にサポートをたのみ開通前で除雪が完全に終わる頃やることに決めた、
ピックの厚めのアックスとシャフトの50センチのピッケル合わせて三本携帯し休憩用にデイジーを着けた。700mぐらい順調に進んだ、休むときはシャフトを打って休むアイスみたいに硬くないので結構気を使う、このまま上手くいくと思っていたが除雪の最終仕上げに入っていた土木管理事務所のひとから待ったがかかった、途中一部つながっていない所があるし危険なので中止してくれとのこと、こちらの言い分もはなしたが聞いて貰えずあえなく泣く泣く中止にした、これを完成させたらギネスもんだなと後輩と話してわくわくしたのを覚えている。
当時は自分がやらなくても誰かやる人がでてくるような気がしていた。しかし完成させたと言う話しをきいていない。今思うに、馬鹿な考えかまともなのか悩むとこだ、