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毎年聞かれるのだが、チームKキッズメンバーえいし君から「今年のTシャツのデザインは写真から作られたの

本当にこんな写真が撮れたの

」というご質問を受ける。
そこで昨年は
Tシャツ完成特別企画「Tシャツデザインが出来るまで」4話連載で掲載した
今回も
クリスマス特別企画「Tシャツデザインが出来るまで」を掲載したいと思う
5作目design 2021SUMMER
昨年(4作目)初めてフロントと左袖の2箇所にプリントしたところ好評であった。
双眼鏡、カメラを首から下げたり、ベストを着ているメンバーも居るので、フロントのプリントは見えにくい場合もあり、袖口のプリントは特に大好評。
今年もフロント、左袖の2箇所にプリントすることにした。
例年どおり、デザインはYuji & Yuki Ozakiの合作。
アオバズク繁殖記念Tシャツプロジェクトは
今年で5年目となる
フロントには2羽の親アオバズクの求愛シーンの写真を元に、左袖には巣立った雛3羽の写真を元に、そして未孵化の卵をイラストにした。
(
Yuki担当 親2羽の求愛シーン
)
親は一昨年から3年連続繁殖成功した♂小鉄&♀三点ペア。
営巣場所である巣箱を確保するため今年も小鉄は1番乗りで渡ってきた。5日後に三点も無事渡ってきて合流。
その到着は年々早くなり、それからは産卵までの調整のため、2羽の求愛行動の日々が続く。
3年目のベテラン夫婦ともなると、ほとんど鳴き交わしもせず、パッと見は居ないかと思われるほど静かな毎日。
2羽の到着後18日後から卵を確認、今年は4卵が産まれ、三点は抱卵に入った。
1日中抱卵している三点は日没後のわずかな時間帯だけ休憩のため巣箱の外に出る。
小鉄が三点の労をねぎらい、羽繕いをする。小鉄三点ペアの仲が良く、絆が強いと感じる瞬間だ。
相互羽繕いは求愛行動のひとつでもある。
(5月28日19時59分 ふる庭にてyuki撮影)
左が小鉄、右が三点、この時は空の色もポーズも最高のシーンが撮影でき、その場に居合わせた夜探メンバー達からも「今年のTシャツに

」と絶賛で、結局ひと夏中これ以上のシーンは撮影できず、この写真が今年のデザインの元になった。
デザイン化したのはYujiで、営巣木エノキで相互羽繕いをする小鉄&三点ペアが「K」の文字のデザインになっているのもYujiの発案。「K」はチームKのKであり小鉄のKでもある。
(
Yuji担当 雛3羽と未孵化の卵
)
雛は越冬地のフィリピンの言葉タガログ語で1、2、3、4の意味であるイサ、ダラワ、タトロ、アパと毎年同じ名前を付け、今年で4代目となる。
越冬地でも皆さんに可愛がってもらえる願いを込めていることと、名付けることで個体識別がしやすいという理由からだ。
今年は1卵孵化しなかったが、昆陽池公園アオバズク史上、孵化しなかったことは初めてだったが、一般的には孵化しないことは普通によくあることだそうで、原因はわからないそうだ。
孵化しなかった卵が3卵目だったのか、4卵目だったのかは不明で、タトロなのかアパなのかわからないため、3番目の雛をタガログ語で小さいという意味であるマリイット=マリと名付けた。
(7月20日19時26分 yuji撮影)
陽が沈むと昼間の安全な隠れ場所から雛たちは翼をバタつかせ準備体操が始まり、少しずつ移動してゆく。
赤外線カメラにて撮影した動画からの切り出しをデザインの元とした。巣立ち後5〜8日後の撮影。
小鉄のホッホッ(みんな集まれー

)の鳴き声と共に、次々と集合する。
Yujiは最初から巣立った雛3羽イサ、ダラワ、マリと共に未孵化の卵をデザインに入れることを決めていた。
孵化できなかったが、卵は確かにこの世に生を受けて存在し、がんばっていたのだから。卵にもキラリと光る眼を描いた。
Brown Hawk-Owl's Juveniles & itlog
アオバズクの幼鳥と卵 イトログはタガログ語で卵の意味。
こうした思いを込め、今年もデザインは完成した
画像1枚目はCanon EOS 6D EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
5月28日 ふる庭にてyuki撮影
画像2枚目はSionyx
7月20日 ふる庭にてyuji(Y−ちゃん)撮影
こちらも合わせて、ご覧ください
4作目「Tシャツデザインが出来るまで☆2020」→
こちら
3作目「Tシャツデザインが出来るまで☆2019」→
こちら
2作目「Tシャツデザインが出来るまで☆2018」→
こちら
1作目「Tシャツデザインが出来るまで☆2017」→
こちら

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