アトリの終認宣言をした時もそうだったが(アトリの本当の終認は5月1日2羽)、シーズンオフ宣言をした翌日にまさかの珍鳥を出してしまった(笑)
鳥を呼ぶ男のびっくり仰天

神がかりストーリー
アカガシラサギ発見記
6月6日の朝の巡視ではオオムシクイすら出ず、2日連続のコシアカツバメ・チャレンジも失敗(昆陽池公園の敷地内から天神川のコシアカツバメを見る挑戦)、どうせ何も居ないだろうけどやる気もなくバックヤードの調査地に行っておこうかとふたりで歩いていた
第1ビオトープで私はクヌギやアベマキにゼフが居ないかなあと探していて、Y−ちゃんはひとりでデルタへ歩いていった
Y−ちゃんを横目で見ながら、どうせ何も居ないと言いながら帰って来るだろうなあと思ったその時、電話が鳴った
Y−ちゃん
「ボート置き場にアカガシラサギ
」
yuki
「やったー

」
急いで駆け付ける
Y−ちゃん
「飛んで列島に入ってん
」
Y−ちゃんが双眼鏡

で探している時、私が飛んでゆくアカガシラサギを見つけた
yuki
「居ったーーーっ
」
慌てて連写したものだから焦っていて、ふたりしてピントをはずしてしまった
(6月6日9時51分 ボート置き場にて撮影)
(同上)
(6月6日9時52分 ボート置き場にて撮影)
Y−ちゃんはデルタからボート置き場への道を歩きながら、何故か今日に限って「アカガシラサギの英名って何やったかな

出たらガッツポーズで英名を叫ぼう」と思ったそうで、そしたら目の前をアカガシラサギが飛んで入ったという

鳥を呼ぶ男(“男”と書いて“ひと”と読む)
が、また珍鳥を呼んだ(笑)
チームK2021年 年間観察鳥種
122種目を飾りました
→こちら
夢の150種まで、あと28種
(6月6日9時55分 クイナ川河口にて撮影)
クイナ川河口(飛んだ方向)に向かうと、計算どおりドンピシャで降りていたのだが、警戒心がとても強く、また飛んで、ここは発見者を優先し私は後ろに控えていたので、またしても飛び物はピントをはずしてしまったが、Y−ちゃんは見事な飛び物を撮影した


→Twitter、情報ボードをどうぞ


(6月6日10時2分 エゾ林にて撮影)
結果、バックヤードからエゾ林へと導いて、皆さんで観察できるかたちになったのだ

もし、バックヤードに入らなければ発見できずに見逃していたと思われ、だからバックヤードの調査は必要なんだと、その大切さを身をもって実感した
エゾ林に安定しているかに思えたので、昆陽池鳥見とキッズ&ジュニアメンバーに業務連絡
皆さんの反応は全員同じ
「なぬ
急行
」(笑)
(6月6日10時47分 エゾ林にて撮影)
1時間ほど林の間から見え隠れしていたが、何処か見えない所に安住の地を見つけたか、やがて見えなくなった
その後、13時20分、1回飛んで出たのが見えて、ひとり粘っていた菊の先生(KGさん)が執念で飛び物を撮影されたが、それっきりこの日は姿を現すことはなかった
久しぶりに珍鳥で盛り上がった楽しいひとときであった
ちなみにアカガシラサギの英名はChinese Pond Heron
夏季に中国中東部で繁殖し、冬季は東南アジアで越冬する。
日本では南西諸島で少数が越冬するが、まれに渡りの途中に飛来する旅鳥。
Chineseは中国で繁殖することに由来する。
Pondは池、Heronはサギの意味。
(昆陽池公園アカガシラサギの記録

)

2011年11月4日 冬羽(マガンくん発見)昆陽池初記録

2017年5月17日 夏羽(S賀さん発見)
当時の観察記「アカガシラサギ騒動記☆2」→
こちら

2018年5月10〜14日 夏羽(けんちゃん発見)
当時の記事「アカガシラサギ夏羽2年連続飛来!!」→
こちら
以来今回で3年ぶり、4例目の記録となるが、6月のこんな時期に入るのは初めてで大変驚いた
冬羽から夏羽に換羽中のこんな羽衣を目にすることがなく戸惑っているが、本来は5月でもう夏羽のはずがこんなに換羽が遅れているということは繁殖にかかわらない若い個体なのだろうか

アカガシラサギは何年で完全成鳥になるのだろうか

(ゴイサギは4年かかると言われる)
図鑑を山と積んで調べたり、ネットで検索したりしているが、よくわからない

一見、成鳥と思われても飛翔時に雨覆外弁に褐色の羽縁があると若いらしく、そういう目で見ると昆陽池公園の2例目、3例目も完全なる成鳥ではなかった

完全成鳥は真っ白であるらしく、そんな個体にはなかなか巡り会えないのかもしれない
画像1、2、4〜6枚目は
Canon EOS 7D Mark II EF100-400m F4.5-5.6L IS II USM
画像3枚目はNikon COOLPIX AW130
6枚とも6月6日撮影

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