昨日のチームKでは昼の部でアマサギ1など、夜探ではアオバズク横棒三角ペアは健在で定位置のお気に入りの枝でリラックスしていました。餌渡しも見られ、すごく仲良しで、あまりに可愛らしくて夢を見てるみたいでしたね☆
今日のチームKは夕方ケリ2が飛んだそうです。
さて、6月18〜19日の見聞録をやっとまとめましたのでご覧ください(^_^)
☆帰ってきたアオバズク物語☆
6月6日以降、毎晩確認されていたアオバズクの横棒ちゃん&三角ちゃんが、6月18日は定刻を過ぎても確認できなかった。
その夜もチームK夜探コアメンバーの他、アオバズクを見たいと初めて来られた方も数人おられ、みんなで待ったが、とうとう姿を現さなかった。
どこかに見つけた巣穴で、いよいよ抱卵に入ったんだ。やっぱり時が来れば居なくなるんだ。
いつかこんな日が来るとはわかっていたけれど、いざ居なくなってみると、心にぽっかり穴が開いたみたいになった。
我々は巣穴を特定できていない。♀が抱卵を始めると♂は巣穴のすぐ近くで見張りに入る。
おそらく狩り場と思われる昆陽池に次に姿を現すのは雛の巣立ち後か?雛を連れて家族で登場するのか?
抱卵期間は約25日、巣立ちまでの日数は約28日。
次に現れるのは53日後か?
???
翌日の6月19日は巣箱設置の日で、それでも作業は予定していたので続行し、そしてその夜、居ないとは思うが、所在確認はやらなければならない。気持ちは沈んだままだ。
その時、Oさんからメールが来た。
「今鳴いている」
それは、Oさんが自宅から昆陽池に来る通り道の途中の場所。
(繁殖に影響があるといけないので、場所名は伏せます)
我々も当たりをつけてこれまで昼間に何度も偵察に行った場所だ。
やっぱりそこが巣穴だったか!
Y−ちゃんが急行し、声録音と姿撮影し一旦帰宅。
♂と思われる個体が鳴いていて、巣穴に入っていったとのこと。巣穴も特定できたという。♀は中で抱卵中か??
やはり、Y−ちゃんがずっと唱えていたリビング・ダイニング別説が証明されたと得意げに言う。
昆陽池は餌場であって、巣穴は離れた別の場所にあったということなのだ。
さっそく録音した声を聞かせてもらった私「声が違う、トーン(音程)が違う!横棒ちゃんの声じゃない」
Y−ちゃん「抱卵したら鳴き方が変わるんじゃない?」
???
そろそろいつもの夜探に出かける時間が来た、その時、先に昆陽池に向かったOさんからまたもメールが来た。
「鳴いたそう」
それは、ちょうどYーちゃんが先ほど撮影をしたのと同時刻だった。
「えっ!?2羽が別行動ということか???」
???
ところが、昆陽池に急行した我々に、先着のけんちゃんが2羽居ると言う。
同時に存在するかどうかを確かめるため、Oさん帰る途中に先ほどの場所に寄ることに。
昆陽池で待機する我々、いつの間にかアオバズクの姿を1羽、2羽と見失う。
その時Oさんから電話が来た。
「鳴いている」
Oさんが出発したと同時にアオバズクも昆陽池から飛んでいったのか??
それにしても早すぎる。そんなに短時間に離れた2地点を行ったり来たりするのか??それに産んだ卵は放置??私は疑問に感じた。
ところが、その後すぐ、昆陽池で2羽が飛んで定位置にとまる。一同唖然。
すぐにOさんに電話をする。当然“こっちは鳴いてない”の答えを予測していた我々にOさんの答えは
「こっちも鳴いている」
まさかの別個体!(^^)!!(^^)!!(^^)!
!!!
みんなの見守る中、横棒ちゃんから三角ちゃんに餌渡しが観察され、スズメと思われる小鳥を美味しそうに食べていました(^_^)
(影響の少ない赤色灯を使い撮影しています)
なんて、リラックスして、なんて野生で、なんて可愛くて、
ドラマよりドラマチックな夜でした☆
その後も情報が各地から集まり、今季伊丹市内でアオバズクの所在が確認されたのは昆陽池と他4箇所の合計5箇所に至ります。
横棒ちゃん&三角ちゃんペアを我々が確認できなかった6月18日も、日付変わって6月19日深夜0時半に中華さんが声を確認されたことが後からわかりました。
なぜ、この日定刻に確認できなかったのは謎です。
あれから、毎晩、横棒三角ペアは所在確認ができており未だ抱卵には入っておらず。
Oさんが見つけた別個体はその後確認が出来ておりません。
鳴き続けていたということなので、もしかしたら♂が♀を探しての一時だけの通過だったのかもしれず、ペアにはなっていなかったのかもしれず、謎は謎を呼んでいます。
画像1枚目はNikon COOLPIX AW130
画像2枚目は
Canon EOS 6D EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
6月19日撮影

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