夏休み旅行2日目午前中までに蝶の撮影を終えた後、行程は観光に切り替わります。
この日は午後から美術館に行く予定になっていますが、その前にお昼は美味しいお蕎麦を食べに行こう〜!と、山小屋で教えてもらったお蕎麦屋さんに向かう途中、パンフレットを何気なく見ていて私は、ある重大なことに気づいたのです!!
“
富士見町 高原のミュージアム”というのが載っていて、そこに私が大大大好きな竹久夢二の代表作「黒船屋」が載っているのを発見!
なんで???
そういや、山小屋でお蕎麦屋さんまでの道を教わった時に「病院を曲がってくださいね」と言われたことを思い出し・・・
病院?え?あっ、あーーーっw(*゜o゜*)w富士見高原病院!??
そう、それは竹久夢二が亡くなった病院だったのです!!!
「病院に行く!!高原のミュージアムにも行く!!(ノ゜ο゜)ノ」
急遽、日程変更です。
竹久夢二が亡くなった富士見高原療養所・・・現在は富士見高原病院となっています。
平日ということで、たくさんの外来患者さんが来ていました。
次に高原のミュージアムへ。
受付で竹久夢二の大ファンであることを話し、中に入ります。
当時の病院の入退院者名簿が展示されていました。
“竹久夢二 51歳 画家 昭和9年1月19日 入院 同年9月1日 死亡”
の文字に胸が熱くなります・・・。
竹久夢二は胸を病みながらもアメリカ、ヨーロッパ、台湾と渡航を繰り返し、疲れ果てぼろぼろになって帰国。
病状が悪化し1人アトリエで咳き込んでいるところを、長年の友人である正木不如丘(小説家・医師・俳人)に助けられ、不如丘自身が院長を務める富士見高原療養所の特別室に入院させるのですが、手厚い看護の甲斐なく結核により没したのでした。
最後は家族も間に合わず、院長や看護婦たちに見守られながらだったそうです。最後の言葉は「ありがとう」・・・というのは有名な話です。
夢二が生まれた地、恋人と逃避行した地などに美術館が建てられているのは知っていて、いつか訪れたいと思っているのですが、この私としたことが、亡くなった地にこんな記念館があるとは全く知りませんでした。最近出来たのだろうか??
それにしても、思いがけない出会いに、驚くと共に、小躍りしてしまいそうなくらいうれしくて、興奮しながら展示を拝観しました。
ホンモノの婦人グラフや、私の1番好きな作品である「雪の風」の初版 木版画など夢中で見入ります。
「黒船屋」も、もちろん複製画ですが展示されていました。
原画は門外不出なのでね。
私が何故こんなに竹久夢二が好きなのか、その理由は話が長くなるので、またいつか別の機会にお話したいと思います。奥が深いのです☆
駆け足で展示を見終わった後はミュージアムショップでお買い物です。美術館に来るとこれが何よりの楽しみなのです。ここでしか手に入らないオリジナルグッズがあるのでっ!
おおお〜っ(ノ^▽^)ノなんという品揃えの良さ!!こんな充実したショップは初めてというくらいにたくさんありました。全部欲しいくらいでしたが、買ってももったいなくて使えない・・・と思い、厳選して一筆箋やレターセット、絵はがき、携帯ケースなどを購入。大満足のyukiですo(^o^)o
高原のミュージアムは本来は月曜日休館日となっていましが、この日はお盆なので開館していたみたいで本当にラッキーでした。
受付の親切なお姉さん、色々お話をお聞かせくださり、ありがとうございました☆☆☆
その後、再び、富士見高原病院へ行きました。当時の施設が残っていて公開していると教えていただいたので。しかし、時間の関係と、ちょっと見るのが怖い気持ちもあり断念しました。
富士見高原療養所は素晴らしい環境の元で最新の治療を受けられる最高のサナトリウムだったということです。
Nikon COOLPIX S6300
(→「夏休み旅行13」に続く)

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