9月14日日曜日、京都、愛知から鳥の大先輩が来られました。
蝶の先生も2日連続で来られました。
やはり予感は的中、当初観察された終齢幼虫の数は軽く3ケタをいっていたので2日間ではまだまだ蛹が潜んでいるとにらんでいましたら、3日間で1番多く、羽化は10〜15時まで続きました。
大先輩方には最高の状態で見ていただけました。
「ブルーの宝石!」と叫びながら撮影。
翅は、あっと言う間に伸び、閉じてしまうため、ブルーのきらめきが見られるのは一瞬でカメラに収めるのに大変苦労します。
♀の方がブルーの面積が狭いので宝石という感じを強く受けます。
3日間連続で撮影し、やっとなんとか、だいたいイメージどおりに撮れました。
やはり3日目です。
初日、2日目は心の余裕が無かったです。
どうもイメージどおりに撮れない・・・美しい絵を撮りたいのに邪魔なものが写ったり、気味悪い写真にはしたくなくて、生命の神秘と感動を表現したくて、試行錯誤しました。
実は私が1番撮りたかったカットは、こんな感じ。
たくさんのクマソが並んでいるところです。
とあるHPで見つけた昨年の「集団羽化」という写真に、ものすごい衝撃を受けたあの日から、私も見たくて見たくて、撮りたくて撮りたくて。
大量幼虫を発見したあの日から、寝ても覚めても頭の中はそのことばかり。
どうしても集団羽化の場面を見たい!でもタイミングが難しい!
憧れの集団羽化をずっと狙って狙って、連日連夜の観察を続けてきました。
羽化したてのクマソは驚くほど小さくて精巧で、まるで神様が作り出した魔法の世界。
心から感動します。
結局、蝶の先生の予測は見事当たり、蛹から羽化まで4〜5日、羽化のピーク時間帯は10時頃となりました。
他にも興味深い発見が多々ありました。未だに疑問も山ほど。
週末に当たったのはグッドタイミングでした。
とにかくデータ不足で謎の多い蝶ですが、これからも独自に研究を続けます。
近いうちにまた集団羽化観察記録もまとめたい。
こうして、ひとまず目標は達成され、私のクマソ集団羽化観察&撮影は無事終了しました。
ここへ至るまでに1番お世話になった私の蝶の先生EM@67さま、そして、先生と毎晩議論し、ご意見くださった
PEKEYAMAさま、蛹探しや飼育方法でお世話になった
S.Nodaさまの奥様(y.nodaさま)に心からありがとうございます。
お三方のお力無しでは、とてもこの撮影成功にはたどり着けなかったと思います。
本当に本当にありがとうございました。
秋も深まり、だいぶん気温も下がってきました。
各地で低温期型が観察され始めています。
私は今年まだ見ていませんが、すごいのを撮りたいと密かに狙っています。
新たな目標に向けてクマソ観察は今日も明日もまだまだ続きます・・・。
画像1、2、3、7枚目は
Canon EOS 30D TAMRON SP AF180mmF/3.5 Di LD
画像4、5、6枚目は
Canon EOS 30D SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
(「クマソ集団羽化!」
Fine)

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