2007/3/15
1996年2月14日バレンタインデー。
テリーと籍を入れる日。
テリーと彼の母デイナと3人でシティー・ホールへ向かった。
シティー・ホールはドレスを着た人や
花束を持った人達でいっぱい。
ほとんどがスパニッシュ系だった。
私達3人は普段着。
花束も無ければ、ドレスも無し。
女性なら一度は夢見るウエディング。
近い将来素敵な式を挙げられると信じているから
今はこんな役所の一角でも十分。。。なのかな。。。?
受付に行って、どうすればいいのか聞くと、
「Marriage Licenseは取りましたか?」
と係りの人に逆に質問を受けた。
Marriage License?結婚許可証??
「結婚する1日前に取っておかないと結婚できませんよ。
今日取れば明日結婚できますが、申請しますか?」
え、今日入籍できないの????
「テリー、そんなのあるの知ってた?」
「知らなかったよ」
ショックでなんだか悲しくなる。
「そんなもの必要だったかしら?
昔の事だからすっかり忘れちゃったわ。
私は明日仕事だから、
立会人は誰か他の人に頼まないと。。」
とデイナ。
「弟に頼んでみる。」
とテリー。
周りの人たちが幸せそうに部屋から出てくるのを見て
私はふと思った。
これは何かのサイン?
だめだめ、こんな事で二人の未来を疑ってはだめ。
2人に励まされながら、とりあえずMarriage Licenseを取り、
3人でブルックリンブリッジを歩いて帰った。


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