深夜である患者さんを看取りました。
4月から入院していた患者さんです。
あれよ、あれよと具合いが悪くなっちゃって。
その患者さんは、人工呼吸器が着いていて、準夜から申し送られた時には、すでにおしっこがあまり出ていない状況で。
ハートモニターは、30〜40の間でした。
少しづつ少しずつ下がっていってね。
3時過ぎから30をきるようになって20〜12ぐらいに。
3時半には、0になってしまいました(心臓が止まった)。
まさかの、、、、
朝まで迎えられるかな?迎えさせてあげたかったんですけどねっ。
っていうのも、、、、
ずっと一生懸命受け持ちをしていた後輩ナースが、最期は看取りたかった、看取ってあげたかったんだろうなぁーって思うと。
彼女の気持ちを考えたら、申し訳なくってね。
朝、彼女は、遅く出勤してきました。
あとで聞くと、本当は早くに来たけど、患者さんが亡くなったことを知り、せつなくて
トイレで1人泣いてたとか。
そしてみんなにわからないようにマスクをして顔を隠していました。
そんな彼女に、なんて声をかけていいのか、わからなくて。
いろいろな経過がありましたから。
どっちかというと、かなり手のかかる患者さんで。
家族の協力もあんまり得られなかったし。
最後は、熱が出まくって。
4月に手術して、飲めない食べれないでしたからね。
体力、気力、抵抗力も落ちてしまってたし。
後輩ナース、ずっと頑張ってきたからね。
いっぱい愛情注いでいたし。
バーンアウトにならなきゃいいけど。
すっごくすっごく心配しています。
この患者さんには、いろいろと勉強させてもらいました。
これを糧にね、して欲しいな。
本当にねっ、いい看護してたから。
今は、忙しくて看護じゃなくて業務としてやってる人が多いと思うの。
でも彼女は、ちゃんと看護してたから。
なんだか、心にポッカリと穴が空いたような、そんな存在にまでになっていた患者さんです。