昨日の患者さんは、4月に食道がんの手術をしました。
その前に、抗がん剤とかもやってね。
その時は、勝手に点滴の滴下調節部分(クレンメ)をいじって早く滴下したりね。
まれにいるんですよ。
時間かけて落としたいのに、拘束が嫌なのか、早く終わらせたいって思う人。
食道がんの手術後、経過良好かと思いきや、つないだ部分が壊死しちゃって。
またその部分を取り除く手術をして。
つながってないから、栄養は取れず、今後は再建術が必要で。
それは、うちの病院では無理で、大学病院でってことだったの。
まずは、食べれないから腸ろうで栄養をつけてって。
腸ろうから栄養を入れて、それもゆっくりでないと下痢したりねっ。
なのに、勝手にまたいじって早く落としたりね。
結局は、飲めない、食べれないで、大事な腸ろうだったのに、、、、
自己抜去しちゃって(抜いちゃったよ〜、どうすんだ!)
それからは、ずっと点滴でした。
末梢からじゃ、高カロリーの栄養も入れられず、中心静脈から点滴入れたりもしてました。
もともと、末梢が出にくくて、点滴ルートが取りにくい患者さんだったから。
にも関わらず、抜いちゃったりね。
何度もそんなことのくりかえしで、なかなか前にも進まなくて。
結局、今回、発熱の繰り返しで、感染性心内膜炎になっちゃってて。
呼吸器着いて、治療の効もなく、お亡くなりになっちゃいました。
管を身体につけながら、家族の協力得てね、外出したりもしてたの。
夜中、寝たり起きたりで目が離せないこともあったり。
素直にいうこと聞いてくれる患者さんでなかったからね。
自分っていうものを持ってる患者さんでした。
久々の手のかかる患者さん。
でもそれだけ手厚い看護してたと思います。