今、固定受け持ちで三人の患者さんを受け持っています。
その中の一人に58歳の男性患者さんがいます。
病名は、肺がん。
脳に転移しています。
がんセンターで治療して、自宅の近くの病院へということで三ヶ月前に転院してきました。
息子さんは、二人いて都会(笑)に行っているそうです。
だから、入院時から個室で奥さんがずっと付き添っています。
転院してきた頃は、なんとか
意思の疎通がとれるかとれないかぐらいでした。
看護学生の実習のために受け持ち患者さんになってくださり、それがきっかけであたしがそのまま受け持ちになりました。
もうね、
末期なんですよね。
今日も酸素マックスで投与されてるし、血圧も下がってきていました。
最初は、奥さんもなかなか受容できなくてね、、、、
頻回コールだったりね。
でも、今はようやく
受容されつつです。
今日も奥さんと限界だよね、そろそろかなぁーって。
奥さん、大丈夫だよね?に、パニックになるかもしれないと。
わかっているけどね〜、そうなった時は、本当に一人になるからね〜と。
ちょっと心配しています。
話せなくても、答えてくれなくても、生きていて欲しいんだよね。
そばにいて欲しいんだよね。
だけど、、、、ずっと弱って痩せて、悪くなっていく姿見てるのもつらいって。
確かにそうだよね。
元気に、元に戻れるならいくらでも我慢するけどってね。
いつ来るかわからないその日。
誰にもわからない。
神さまだけが知っている?
奥さんにもお話したけど、最後はあたしが
看取ってあげるよ、あげたいって。
もちろん、奥さんと一緒に。
奥さんのそばにいてあげないとっ。