ピュアハート、筑紫野市立二日市東小学校にてコンサートでした。
ここは、我が家のすぐそばの小学校。我が子3人の母校です。
しかし卒業して20年も経つと、知っている人もなく、情報もなかなか入ってこない状況にあります。そんな中、ダウン症の長女が作業所に通うのに、登下校で遭遇する小学生達。自分の世界に浸っていたり、大声で歌いながら歩く娘を奇異に感じ、どう対応すればよいのか解らず、「お前障がい者だろ!」「きもい!」という発言につながってしまっているようでした。娘も、自分の行動はさておき、「ひどいこと言われた!」「もうやだ!」と訴えるようになりました。
親としては、年齢が増すにつれ、一般社会との関わりが薄くなり、仲間たちとの世界だけになってしまいそうで、作業所の送迎も断り、徒歩→電車→徒歩と、通勤だけでも一般社会に関わらせたいと思っています(ダイエットと体力維持の目的も大ですが)。その関わりの中でのトラブルは逆に社会との関わりをつなげるチャンスです!!
でも、本人の話だけでは動けず、何度か下校時の様子を伺い見た所、その現場には遭遇できませんでしたが、ご近所のおば様方のお話から何かあってる事は事実のようでした。
なので、まずは作業所の施設長に相談。施設長より、小学校に相談。学校もすぐに動いてくださり、全校生徒さんに確認したところ何件か事実確認ができ、指導いただいたそうです。
早々に作業所に謝罪に来られた時に、娘本人が校長先生や教頭先生と直接お話し、辛い思いや嫌だったことをお話しできたそうです。その後、私が謝罪を受けた時に「娘さんに直接お会いし、お話しできて、どういうお嬢さんか解り、本当に良かったです。」という言葉が私にとってキーポイントでした。私としては、謝罪の言葉が欲しかったわけではなく、どこのだれだか解らない娘の存在から、等身大の娘を知っていただく事が大切と思ったのです。
そこで、ピュアハートの登場です!!お話しだけでなく、音楽を通して、彼らの存在・個性を楽しく知っていただく。それがピュアハートのコンセプトです。その想いを校長先生もすぐに受け入れてくださり、音楽発表会のリハーサル前にピュアハートのコンサートを組み込んでくださいました。
そして昨日。1000人規模の小学校で、全校生徒さん一度には我が音響では足りないため、1・2・3年生の1部と4・5・6年生の2部とに分け、30分づつ時間をいただきました。
短時間で彼らの良さを伝えるのは大変ではあったのですが、音楽の迫力でまずは子供たちの目と心をひきつけ、その後、娘が登場し自己紹介、「この小学校の卒業生である事」「この近くに住んでいる事」「みんなと仲良くしたいと思っている事」を自分の言葉で伝えました。そして音楽とともに、さいとうひとりさんの詩を朗読。親の想いに傾きすぎるよりも一般的なコメントがよいと思い施設長にお話しいただき、その後は楽しい音楽で盛り上がる、という構成にしました。
小学生には、最後の盛り上がりで「楽しかった!」という印象が残り、その中に娘やピュアハートの仲間の存在も残ってくれたようでした。
その後、下校時にすれ違う小学生から、「今日の音楽の人ですよね!」と声をかけられ、ハイタッチの連続だった!と、とても嬉しそうに帰ってきました。
今は、個人情報保護などで、伝えたくても伝わらない部分が往々にありますが、何かしらの支援や応援が必要な人達の地域情報は、良い意味でとても大切だと思うのですが、、、、。
地域の中で生きる。それには、地域に自分の存在を知っていただく。それがスタートだと思います。そのために、ピュアハート出動しますよ!!!
ピュアハートの皆なには、早朝からありがとうございました!!
そして、小学校の皆さん、綺麗なお花に、たくさんの謝礼まで頂戴し、本当にありがとうございました。この機会が、継続でき、そして、保護者の皆様にも聴いていただける機会ができたらもっと嬉しいなと思います。
これをご縁に、これからもよろしくお願い致します!!