東日本大震災被災地交流訪問報告コンサート「風月同天U」、立ち見が出るほどのお客様においでいただき、感動の涙と笑顔に包まれ、無事終了いたしました!!
ご来場いただいた皆様、ほんとうに、ほんとうにありがとうございました。
そして立ったままご覧いただいた方々、ほんとうに申し訳ございません。
ピュアハートにとって、数少ない自主企画公演。皆様にご満足いただけたか不安でもありますが、ご意見、感想など寄せていただければ幸いです。
では、ここからは裏話を交えながらコンサートの様子をつらつらと、、、(長文です。お茶でも片手にお読みいただければ嬉しいです)
このコンサートに向けて、たくさんのスタッフが動いてくださいました。メンバーと私は演奏に集中できるように、それぞれの専門分野で力を発揮いただいたり、司会や舞台監督など初チャレンジしていただいたり、総勢35名のスタッフがバックステージを支えてくださいました。皆さんの応援があってこそ、このコンサートを盛大に盛り上げることができました。心より、お礼申し上げます。
来賓の方にも、たくさんおいでいただき、祝電もたくさん頂戴しました。コンサートのなかでは時間の都合上きちんと紹介できずに申し訳ありませんでした。改めて御礼申し上げます。
さて、コンサートですが、ピュアハートにしては珍しく前日からの仕込み、リハーサルを行いました。
基本ピュアハート、といといといは、今あるがままの状態を見ていただき、お客様も一緒にかれらの成長を見守っていただきたいと思っています。なのでリハーサルもなく、ぶっつけ本番で、メンバーにも負担かけることなく、その日その時の状態をそのままご覧いただいています。そのスタンスはこれからも変えるつもりはありませんが、今回だけは演奏というよりも、出入りのタイミングや、立ち位置、コメントの読み、本番の流れなど、ブッツケ本番では無理な所を練習するためのリハーサルでした。実際にやってみて、初めはオドオドタドタドしく、BGMを担当するといといといメンバーも、何が起こっているのかキョトン!!状態(笑)。でも、何度か練習し、体験すればイメージができ、本番スイッチが入りやすくなります。
期待どおり、本番は一番良い出来で自分たちらしいステージを繰り広げてくれました!!
といといといの演奏も、しょうこさんのソロでスタート、「ムーンリバー」はパパのメロディーに支えられて5人のハーモニーが響きました。そしてみずき君のソロ、今までで一番の出来栄えでした!!その演奏に合わせてピュアハートメンバーが登場。東北訪問の報告を言葉でメンバー7人にしてもらいました。言葉で自分の想いを伝えるのが苦手なメンバーですが、今回は私がフォローすることもなく7人だけで頑張りました。言葉も音楽。リズムとテンポと音程がつかめると、後は度胸のいいメンバー、やり遂げてくれました。
といといといからピュアハートにバトンタッチし、ピュアハートの1曲目はイントロ付きのウイアーザワールド。イントロでお客様のハートを一気にひきつける予定だったのですが、、、、肝心の一発目の音が1オクターブ低く出てしまった〜!!ここでやり直しはしたくないのでそのまま通しそっと忍び寄ってオクターブチェンジ。初めて聴くお客様にはわからなかったかな?
お客様の反応はすでに涙腺全開???ストレートにハートを射止められた方が多かったようでした。嬉しいです!!
ピュアハートが宮古市気仙沼石巻市を訪問した6日間を映像でまとめ、ピュアハートの生演奏といっしょにご覧いただきました。このVTR作製は膨大な記録を20分に切り貼りするのですから本当に大変な作業です。それを何日も徹夜で作製いただいたY村さんに感謝感謝感謝です。お客さまには本番以外の素の彼らの姿も見ていただけたと思いますし、スタッフとの関係も垣間見れたかなと。楽器の組み立て方が違うとメンバーに怒られているスタッフの映像など微笑ましく感じていただけたでしょうか。高齢者施設訪問でのおじいちゃん、おばあちゃんの笑顔と涙。被災地の現状など、音楽の効果も相まって伝わっていただけたでしょうか。
そして、次はピュアハートメンバーの音が被災された方々の心に寄り添い、一緒に立ち上がる元気に結びついた笑顔と一緒に「Rising Sun!」と言ったとたんに、メンバー皆が私を見つめ「先生違うよ!16ビートだよ!!」・・・・・・・・やっちゃいました〜!!また私がミスってる〜!!
でも、逆にこれで一気にステージ上も客席も緊張感が切れたようで、、、と自分のミスはいい方に解釈しましょう!(笑)
ミスを吹っ飛ばすように威勢のいいメンバー紹介で復活!!
その勢いで「Rising Sun」に突入したので、なんといつもよりもテンポが速い!!
映像があまりそうになり、後半必死でテンポを抑える私。それに気づいてくれたメンバーもいるのですが不思議そうな顔のメンバーも、最後はひっぱりにひっぱって、なんとかギリギリセーフでした。
拍手後、そのまま暗転で東北の方にインタビューした生の声を放映。という流れだったのですが、なかなか暗転にならずちょっとドキっと!
3名の方のインタビューを放映させていただきました。他にもたくさんの方がインタビューに応じてくださり貴重な言葉をたくさん頂戴しました。しかし、時間と録音の状態(楽器片づけ時だったので周りのノイズがかなり入ってしまいました)で限らせていただきました。申し訳ない気持ちとその言葉をこれからのコンサートで代弁していきたいと思います。
それからが、サプライズです!!
石巻市の追分温泉でお会いしたシンガーソングライターの渋谷修二さん登場!!
このコンサートで被災地の現状をお伝えするのに、私が100聴いた事を10話すよりも、実際に体験された方が10話すインパクトの違いを思い、お忙しい中、日程調整し、福岡までお越しいただきました。
震災当時の様子、現在お住まいの仮設生活の様子など、お話しいただきました。体験された方のお話しは、インパクトが違います。何も情報も入らない中で「いったい日本はどうなったんだ?」と不安にかられ、突然のたくさんのお別れ。行政も消防も警察もほぼ壊滅状態の中で救助もできず、誰もがただ茫然となり、何をすればよいのかも解らない状態。生きている家族を守るための食糧確保。シンガーとして歌って良いのかの葛藤。歌の力の凄さ。現状を受け止める辛さ。そして今、まだまだ見えない復興。かさ上げ工事の進展の遅さ、家屋建築するにも人出、資材不足による高騰。今までの土地の対価の低さ。あらたな土地購入の資金繰り。仕事のための家族分離等、まだまだこれからも困難を強いられている現状を知ることができました。その辛い気持ちも渋谷さんの歌にもりこまれ心に語りかけられました。素敵な歌声と東北弁の語り、たくさんのお客様の心にも響いた事と思います。渋谷さん、一番辛い部分をお話しいただき本当にありがとうございました。
九州の私たちにできる事。それは、忘れないこと。当たり前の生活がいかに幸せであり、命ある事のキセキを感じる事。そして、美味しい料理と美味しいお酒がいっぱいの東北に足を運び、忘れてないよ、と表現すること。なのかな、と思いました。
ピュアハートはこれからも支援を続けてまいります。九州の人達の気持ちも一緒に届けられるようにこれからも頑張ります!!
渋谷さんには、ピュアハートの伴奏で「大きな古時計」「夕焼けこやけ」も歌っていただきました。ありがとうございました。
さあ、ここからはピュアハートワールドです!!
デビューして10年。発足当初から少しずつ少しずつ積み重ねてきた曲「Summer」を聞いていただきました。10年の成長を感じていただけましたでしょうか。
どんどん盛り上げます!!「君の瞳に恋してる」「マツケンサンバ」は、姉妹サークルDanceリベラのメンバーにも登場してもらい、一気にダンスで盛り上げてもらいました。
最後はピュアハートとといといとい一緒に「威風堂々」です。それぞれに単独でも演奏できるようにアレンジしているので音の厚み的には難しい所もあるのですが、雰囲気で後押し!!
けん君のシンバルで盛り上げました!
アンコールも2曲。最後の若鷹軍団では、頂戴したユニフォームを着てソフトバンクホークスの優勝祈願演奏。盛り上がりましたね。会場がひとつになり、そこに障がいがあるなしの壁などいっさい感じることなく、ひとりひとりみんなが輝いていたと思います。
みんな最高です!!
ピュアハート、といといとい、これからも皆さんに笑顔になって元気になってもらえるバンドを目指して頑張ります!!
今後とも、叱咤激励、よろしくお願いいたします!!
ほんとうに、ほんとうに、ありがとうございました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。(ふぅ〜)