報告コンサートから2日目。
やっと頭の中が整理できてきたところです。
昨日、宮古市と石巻市からおいでいただいたお客様を空港までお見送りし、家に帰ったとたん、意識朦朧、寝ているわけではないけど、身体が動かない、、、気持ちは若ぶっても、身体はついてきてない事を実感(笑)。
深夜になって、やっと動き出した私でした。お礼のブログ更新が遅くなり、申し訳ありませんでした。
さて、コンサートの内容をご紹介しましょう。
報告コンサートの大きな目的は、
@ピュアハートコンサートでお預かりした義援金を3施設にお届けしたこと
A1年3ヶ月経った被災地の現状を見ていただくこと
B震災を経験した福祉施設職員の生の声を聞いていただくこと
Cピュアハートだからこそひきだせた笑顔と涙があったこと
それをどのような形で表現するかを考え、悩みました。
先入観を持たずに、その人が目で見て感じるもの、それに余計な脚色はいらないなと思いました。ただ、それを伝えるのに、BGMとしてピュアハートの音楽をのせる事で、もっと深く考え、感じてもらえるのでは、と思いました。
旅に同行していただいたテレビカメラマンY村さんの映像を、第一部は被災地の今の風景だけで編集していただきました。BGMも「アベマリア」「カノン」「Summer」「夕焼け小焼け」「月の光」と続き、最後に「星に願いを」で復興への願いを伝えました。
まだまだ、これからの状態であり、永い永い支援が必要なことがひとりでも多くの人に伝わっていれば幸いです。
そして第2部は、ピュアハートが届けた元気と笑顔、それによって引き出された涙と笑顔を、5回の交流コンサートの様子で編集していただきました。BGMは「エンターティナー」「天国と地獄」「ギャロップ」「ごくせん」「スタンドバイミー」「キセキ」と、楽しい曲でまとめ、被災地の人たちの表情と一緒にピュアハートのなし得たものを感じていただきました。
第3部は、ピュアハートの音楽だけで、地球上の全ての命が平和であることを祈って「ジュピター」「悲愴」「We are the World」でピュアハートからのメッセージを発信しました。
ラストは、「Rising Sun」で、ダンスリベラのメンバーやお客様にも登場してもらいダンスと一緒に盛り上げてもらいました。
その合間に、旅の企画段階から応援いただいた筑紫野市長にもご登壇いただきお話いただきました。すると、なんと市長の方より、ピュアハートの活動に感謝状をいただいたのです!音楽ランドのように小さな任意団体だけでは、東北につながるルートを探したり、安全な行程を考えるのも大変でしたが、その部分で大きな支えとなってくださった上に、支援の補正予算まであててくださり応援いただいた事に感謝の気持ちを伝える予定だったのですが、逆に「新たな絆をつなぎ、障害者福祉の増進に寄与した」と言うことで感謝状を頂戴いたしました。本当に光栄なことです。ハンディがあるメンバーが、市から感謝状をいただける功績を果たしえた事。凄いことですよね。
私も知的にハンディをもつ子の親として、周りにいつも迷惑をかけたり、助けていただくことばかりで、感謝する立場ばかりだと思っていました。それが、反対に感謝される立場になる。って、、、嬉しいですね!!凄いです!!
また別の合間では、東北に同行していただいたスタッフのコメントも挟みました。そこでは、今回の5日間の旅の行程を時系列映像でご覧いただきながら、義援金をお渡しするシーンで報告も兼ねさせてもらいました。今回のスタッフは、筑紫野市の職員さんや、山鹿市の職員さん、西鉄旅行の社員さん、珈琲提供スタッフ、音響さん、カメラマンさんといかに最強だったかも解っていただけたのではないかと思います。音楽ランドの凄さは、周りのスタッフの凄さに助けられてるのですよね。ひとりひとりのコメントも凄くあたたかく、東北支援の大切さ、ピュアハートの意義を伝えていただけたと思います。
またまた別の合間では、宮古市、石巻市訪問で現地の調整をしてくださったK籐さんY崎さんにも遠路お越しいただき、被災時の様子や、現状をお話いただきました。
揺れの大きさで建物の危険をしても、津波の大きさまで想定できなかったことや、家族を亡くされた利用者さんのケア、まだまだ普通の様子に戻れない利用者さんのお話など、本当に職員の方達が自分の家族の心配を押し隠して頑張られている様子が伺えるお話でした。
いっぱいいっぱいの内容でしたが、予定通り2時間で終了。
お客様に、私たちの意図が伝わっていれば良いのですが、、、、、、。
感想などお聞かせいただければ嬉しいです。
では、次回はコンサート裏側の様子をご紹介したいと思います。