「ピュアハート」デンマーク演奏旅行説明会が、行われました。
今回の企画をコーディネートしてくださっている教育文化研究所(
http://kyoikubunka.com/)の長阿彌さんからデンマークの知識や情報をたくさんいただき、西鉄旅行の担当者さんから、具体的な行程や出発までの準備などお話していただきました。
今回、ピュアハート家族と音楽ランドからも2家族。
それに、これから福祉の世界で頑張ろうとしている福岡教育大学の学生さん。英語で世界に進出しようと頑張ってる福岡女学院大学の学生さん。人生の世界観を広げようと思っている19歳の青年も自費で参加してくれることになり、ピュアハートのスタッフ3名と総勢26名のツアーになりました。
メンバー達にはまだまだ遠い外国の実感はないと思うのですが、コンサートで「デンマークに行くことになりました。」というコメントとともに起こる客席の反応、歓喜の声と拍手。それで「なんかすごい事らしい。」という実感はあるようです。
私としてはそれで充分だと思います。「人並みの事をして人並みに受け入れて貰う。」それは健常という世界では自然な流れでよいことだと思います。
でも、まだまだ障がい者に意識の低い日本では「え?!」と聞きなおしたくなるほどのインパクトがないと振り返って貰えない、考えてもらえないかな、と思うのです。
JOY倶楽部を立ち上げた時もそうでしたが、知的ハンディを持ってる人たちのプロ楽団、というのは周りの皆さん、「無理でしょう。」「何言ってるの。」の世界でした。
でも、それがある程度形になったとき、涙を流して応援してくださいました。「信じられない。」「やればできるんだ。」と感嘆の声も聞かせていただきました。そうやって彼らの世界も広がっていったように思います。
社会にとって、障害者の世界にとって「意外性」は大きなポイントだと思います。
一般の人の想像以上の事をすることに意義がある。それによって、社会の意識と興味が少しでも障がい者の環境にプラスになってくれると良いなと思います。
先日、西日本新聞の取材も入りました。これが記事になってもっともっと関心を持ってくれる人が増えたら嬉しいなと思います。
そのためにも、無理なく、楽しく、そして胸を張って帰国報告できる旅にしたいと思います。
まだまだ資金不足、準備不足の点もあり、これからも心の中はアタフタと、見た目は楽しくのんびりと準備していきたいと思います。