5年連続で講演させていただいてる箱○中学校。
今年も23日に1年生対象にお話させて貰いました。その時は正直、はじめの挨拶は元気よくはつらつとしているのですが、いざ本題に入ると、「おい、聞いてる?」という感じで反応がない。こちらもそれを予想して、話だけではなく音楽ランドやピュアハート、サマーキャンプの様子をまとめたDVD持参で観ながら話をさせてもらったのですが、どこまで通じたのか不安が残る内容でした。
今日その中学生から感想文が届きました。それを読んで「あら、意外と理解してくれてる!」とホッとしました。それなら、あの現場でもっと表情豊かにうなずいたり、笑顔を返してくれればいいのに、、、、、。それが恥ずかしい年頃なのでしょうね。
以下はその感想文の抜粋です。
話を聞いて、DVDをみて、心に残ったのは「ピュアハート」の子供たちの笑顔です。自然に自分も笑顔になって、元気をもらっていました。
障がいを持ってるから「できないから、やらなくていい。」じゃなくて、もっとわかりやすく説明をすれば、障がいを持ってもできる、ということがわかりました。
音楽でたくさんの人とコミュニケーションがとれるってことは、とても素晴らしいことですね。
音と触れ合っている時は、とても幸せそうな顔で見ているこっちも幸せな気持ちになりました。そして、何よりびっくりしたのが演奏の上手さです。みんな本当に楽しそうで、好きな事を夢中でやれて良いなぁと思いました。一生懸命楽しみながらやったらあんなに上手くなるんだなぁと思って観てました。障がいがあると、とても大変なものだと思っていましたが、差はとてもとても小さなものだと実感しました。
障がいでも皆な頑張って生きていて、沢山の喜びを持っているんだなと思いました。そういう点では人はみんな一緒で、喜怒哀楽を持ちながら様々なものを見て笑うことの楽しさと、大切さを学んでいるんだなと思います。ダウン症でも自閉症でも、皆私達と一緒の思いを持って生きているんだと今日の話を聞いて私は考えました。そしてDVDのみんなのように笑いながら過ごしていきたい、皆を支えたいと思いました。
私は何回やってもできなかったらすぐにあきらめると思います。でも今度からは、できなかったらあきらめるのではなく、できるまでやろうと思います。
「子育てで一番困ったこと、大変なことはなんですか?」という質問で、ぼくは「いうことをきかなかったり、変なことをして大変だ。」というような答えがでてくるかと思ったけど、先生は「何かをしてほしいことはわかるのに、何がしてほしいか解ってあげられないときが困る。」と答えました。障がいのある子には、うれしい気持ちになるように接した方がよいということがわかりました。
困ってる人に声をかけて、なにに困ってるかを聞いて、自分でできることは自分でして、自分だけではできないことは近くの人に手伝ってもらえばよいことを知りました。