「最近ノベルゲーやってないなぁ」という私の元に降って湧いた1本のゲーム。
それが「グリザイアの果実」でした。
萌えゲーアワード2011の金賞に輝いた作品とのことで、プレイを躊躇う理由もなし。
ということで、定番の感想+キャラレビューです。
・感想
舞台は「私立美浜学園」、という名の事実上隔離施設だったりするんですが、それぞれが抱える問題のために通常の学校生活を送ることができない5人の少女が在籍していました。
そこにやはりワケありの身で転校してきた主人公が、少女たちを救うために奮闘するって感じです。
まぁ詳しくはWikiでも見てください。(手抜き)
つーかこれ感想じゃなくてストーリーじゃんww
本当に感想。
とにかく共通ルートが長いです。
それでいて前述の「問題」にほとんど触れず、単なる日常の垂れ流し。
内容は非常に楽しめる(笑える)ものなんですが、とにかく長い。(2度目)
私ですら2周プレイするのを躊躇ったぐらいです。
そして個別ルートに入ると、今度は話が重いです。
ヒロインによる程度の差はありますが、件の「問題」が割と救いようのないものばかり。
それでいて、グッドエンドに到達してもあまりスカッとできなかったりするから厄介です。
ただ、その重いシナリオそのものがこのゲームが高い評価を受けている理由でもありまして。
まぁやればわかるんですよ。(えー)
あとヒロインについても、共通ルートで見せてる表の顔と個別ルートで判明する本当の姿が全く違ってたりするんで、評価が難しいんですよね。
「表裏全部ひっくるめて」ということにしましたが。
・キャラレビュー(1枚絵がやたら微妙なので画像はなし)
1位:小嶺幸 A
従順メイドは死の香り。(謎)
ま、そんなことはありませんでしたが。
通常見せているメイド然とした上品な物腰に加え、幸ルートでのみ見られる本来の姿もまた良し。
ただ、もう一歩突き抜けるだけのポイントが見つからないんだよなぁ。
かなり迷ったものの「ギリギリの時は下方修正」という私的ルールのためA評価に。
ちなみに(リアルで)私が一番好きな果物はリンゴです。(謎)
2位:入巣蒔菜 A
見た目に騙されがちですが、基本スペックは一番高いのではないかと。
まぁ体力や視力、集中力が高くてもギャルゲーヒロインとしての魅力には繋がりませんけどw
とは言え、良くも悪くも空気読めない(読まない?)点、会話に常時盛り込まれる下ネタや軍隊ネタ、そして不意に繰り出される毒舌ツッコミなどでポイントを重ね、逆に減点に繋がる要素は特にないということでこんな感じに。
…
オールクリアしてから気づきましたが、某
菜乃なのだにそっくりなんですよね。
描いてる人も同じですし。
3位:周防天音 B
主人公に一目惚れして積極的にアプローチし、自慢のボディを使って篭絡を図る。
そんなエロ担当かと思えば、料理が得意で家事全般をそつなくこなす面倒見の良い面も。
性格はサバサバだし心意気だし(謎)で本来ならばSランク級の逸材なんですが、天音ルートで語られる「隠された事情」で評価は急落。
キャラ評価とは関係ない余談になりますが、このゲームの真髄は天音シナリオにあると思います。
これだけでもいいからやってみれ。
4位:榊由美子 C
黒髪ロングで群れるのを嫌う、といったテンプレ的なクールキャラ。
それでいて一旦デレると本当にデレデレになるところまでテンプレ的です。
そこが悪いとは言いませんが、序盤は無闇矢鱈に攻撃的なのがなぁ。
口が悪いとか態度が悪いとかならともかく、カッター振り回すのはないだろう…
逆に魅力点となる「デレた後の破壊力」やこういうキャラの根幹となる「心の強さ」については、黒髪クールの先駆者である青葉様やキリキリに全く届いてないですし。
5位:松嶋みちる C
ツンデレキャラを偽装するバカ担当。←ひでぇw
そもそも私はツンデレが好きではないんですが、それでいて(偽装のために)型どおりのツンデレ台詞を連発されると、沸々と湧き上がってくるものがあるってもんです。
バカであるがゆえの的外れな発言が場を和ます結果に繋がっている等、学園内でのコミュニティを維持するのに必要なキャラ(性格)であるとは思いますが、個人的な好き嫌いで言うと…
悪い面はそこまで気にならないんですが、「良い面」がさっぱり見えないのが致命的です。

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