桜は、一度散っても来年になればまた咲きます。見事な花を咲かせます。
それは、桜が生きているから。
生きているからこそ、散ることもあれば、咲くこともあるのです。
桜は、散ってもあきらめません。
言葉を持たない自然は、極めてシンプルで…あきらめるということを知らないのです。。
やがて天寿をまっとうして朽ち果てるその日まで、桜はただ…散っては咲きます。
花を咲かせない夏や秋や冬の桜は、道行く人に見向きすらされません。だけど…不平も不満も言わずに、桜は桜であり続けます。。
毎年毎年、飽きもせず、おんなじことの繰り返し。まるで僕たちの人生のように、です。
生きていると、ままならないことがたくさんあります。人間は一人で生きているわけではないから、自分の力ではどうにもできないことがたくさんあります。
どうにもできないことは、あきらめるしかありません。そして頭を切り替えて、できることをできる範囲で一生懸命頑張るのです。
人から後ろ指を指されたっていい。どんなに迷惑をかけたっていい。いろんなことをあきらめたって、たったひとつあきらめなければ、それでいい。
「生きること」。
それだけは、あきらめないでいて欲しい。。
全国の、今まさに自殺しようと考えている人、そして一度でも自殺を考えたことがある人へ。。
今日死んだら、明日の自分が悲しみます。
明日死んだら、明後日の自分が悲しみます。
自分との闘いは、自分があきらめない限り、永遠に続く。。
今年がダメなら、また来年。散っても散っても、あきらめないで。
生きて、花を咲かせましょう。。


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