日曜日、まさぼーは我が家の今後のことを話しに、朝から妹夫婦が暮らす隣町へ。妻ざわりんと二人、短い電車の旅でした。
妹夫婦とはお互い何となく遠慮があって微妙な距離があいていたので、この機会に親睦をはかり、互いの距離を近くする意味合いもありました。
お好み焼きを食べたりしながら話し合いは夕方まで続き…その間ほとんどがまさぼーの独演会となってしまいましたが、“涙あり笑いあり”の本当に素晴らしい一日となりました。
まさぼーはこの日、妹夫婦に初めて、この『赤いベレー帽』のお話をさせていただきました。それは…何も知らなかった妹夫婦にとって、衝撃的な内容でした。
母の病気は、父のせいであること。僕の病気は、父と母のせいであること。
そして、僕が病気に苦しみ抜いた果てに、9階建てのビルの屋上から飛び降り自殺をはかった事実。雨で足を滑らせてひとつ下のひさしに転落したために、奇跡的に九死に一生を得て今も生きていること。
妹も面識のある昔の恋人・みさとを僕がどれだけ愛していたか。そして、そんなみさとと悲しい別れを向かえなければいけなくなった理由…そこにもまた、父と母が深く関わっていたこと。
母が長男である僕に異常なまでの執着を見せて、僕がひとり暮らしをしていた東京で何をしたか。心の病気を悪化させ具合が悪くなった僕に、父と母はいったい何をしてきたか。
父がわけのわからないマンションを勝手に僕と共同名義にして買って僕に無理やり押しつけた時、僕はどんな気持ちになりどんな状況に追い詰められたか。
遠い昔、まだ幼かった僕に父と母が陰で何をしていたか。「やりたい」と僕が言うことは全て禁じ厳しく抑えつけ、「やりたくない」と言うことは無理やりやらせてきた父と母の異常な教育。愛という名の暴力。暴力という名の愛。
誰に話してもわかってもらえず、いや信じてすらもらえず…逃げ場のない状況に追い込まれた僕は、どんな気持ちだったか。
妹がこれまで見てきたことは実は“表”でしかなく、実は全てにおいて“裏”があったという事実。妹にはこだわらなかった父と母の、僕への異常なこだわり。
目には見えない、いや誰の目にも見えやしない“透明な敵”とひとり闘い続けてきた僕。
どうしてそんな僕が、不平不満ばかり言う小さい頃の妹をかばい続けてきたか。
父・母・僕・妹。4人家族だった我が家で、幼い頃から唯一“本当の大人”として振る舞い続ける必要のあった僕。そしてそんな僕が大人と呼ばれる年齢になってから、仮面ライダーやウルトラマンなどの玩具を集め始めた本当の理由。
いったん話し出せばキリがないほどの真実・真実・真実・真実!
僕が『赤いベレー帽』を書き始めた理由。とことんまで追いつめられた自分の心に出口を作ること。出口を作らなければ、死んでしまうこと。
そして、その出口こそは…僕のみならず我が家の家族全員の…いや、全国の同じ悩みを抱えるおよそ全ての人々の救いでもあり、幸せに続く“浄罪の道”であること。
『赤いベレー帽』の記事を実際に読みながらとうとうと話し続ける僕に…妹はじっと目を閉じ身動きひとつすらできずに聞き入り…やがて、大粒の涙をこぼし始めました。
妹夫婦には今年、かわいい赤ちゃんが誕生しました。キツイ性格だった妹が赤ちゃんの誕生により、やっと人の話にじっくり耳を傾けることのできる性格に変わることができました。それも全ては神様の御心あってのもの。そしてその神様とは、けっして偶像ではなく自分達ひとりひとりの心の中にいるのだと話す僕に、新興宗教を信仰する妹夫婦は「お兄ちゃんのほうが遥かに信心深くて、遥かにわかっている。あなたはすごい人だ」と言いました。
僕は今回の妹夫婦との話し合いの前に、ブログ仲間の海里さんから、メールでアドバイスをいただいていました。海里さんは霊能力のある方で、現在スピリチュアル・カウンセラーの勉強中でいらっしゃいます。そのメールがこれです。
まさぼーさん。すごくパワフルな方だとお見受けしました。
ただ…パワフルすぎてパワーを持て余してる?自分の持つ力を正しく、フルに使える方法を模索してる途中??
その課題はかなり進んでいるけど自分ではまだ把握しきれずにいる。みたいな…?
幼い頃にパワーを抑制されてたのが原因なのかしら??画像を拝見してそう感じました。
パワーの使い方を把握したら。。それは、遠くない未来みたいだね!
ざわりんさんは『黄色いハンカチ』みたいな女性っぽい☆
画像だけでのリーディング、気を悪くされたらゴメンなさいい(>_<)
さすがは海里さん。まさにその通りでした。今回の妹夫婦との話し合いが、僕の有り余るほどのパワーに“正しい道筋”をつけてくれたのです!
妹夫婦は僕の『赤いベレー帽』に感動し、今後その出版に向け二人で協力してくれることになりました。
僕にとっては、妻に続く心強い援軍。そして妹夫婦にとってもまた楽しみが増えたことと思います。『赤いベレー帽』も、いよいよ家族ぐるみになってきました(笑)。
話し合いを終えて車で僕たち夫婦を送ってくれる道中、車内は笑いが絶えませんでした。何かが確実に正しい方向に向かう、そんなターニング・ポイント。そこに4人でいられることの幸せを噛み締める…そんな素晴らしい笑顔でした!
ありがとう、海里さん。案ずるより生むが易し。道が開けてきました。実家の店のことも4人で協力することで、乗り越えていく覚悟です。本当にありがとう。
人間、素直がいちばんです。偏見を持たずに人の話に耳を傾けること…それが大事です。尊いです。…妹夫婦が素直な人間で本当に良かった!あらためて感謝の気持ちでいっぱいです。
翌日の月曜日、まさぼーは極度の疲労感で一日ぶっ倒れていました。ただ話しただけなのに、全身の筋肉が痛くて痛くて立てないのです。
きっと…目にはみえない“透明な敵”と闘っていたからだと思いました。いや、ハッキリとそうわかりました!
今回の闘いは、これまでの中でも最大の闘いだったと自分自身感じています。そしてそれは、全身ボロボロになりながら死力を尽くした…壮絶な名勝負であったと思います。
きっとこれから何年、いや何十年たっても…皆の心に残る一日だったと思います。妹夫婦の赤ちゃん、その新しい命にいつか聞かせてあげなければいけない真実の人間ドラマだったと思います。
妹から僕にこんなメールが来ました。
お兄ちゃん きのうは来てくれてありがとう。いろいろ話せて幸せな時間でした。疲れてないですか?ちょっと心配です。
お兄ちゃんの体調がよければ 時々こんな時間が持てたらうれしいと思います。
私達はこんな夫婦ですがどうかこれからもよろしく♪
口下手な妹からの、気持ちがしっかり伝わる心のこもったメールでした。僕は涙がこぼれそうになるのを堪え、万感の想いを胸に、こう答えました。
こちらこそ、ありがとうございます(*^^*)♪『幸せ』と言ってもらえて僕も幸せです!
昨日帰ってきてから霊能力のある僕の友達からメールが来たので、いろいろお話しました。そのお返事がこれです(^-^)
『まさぼーさんの許可もなく写メールでリーディングしちゃいましたが、その後に変化があって海里も嬉しいです。
リーディングはね、ほんの少しだけヒントを伝えたり、少しだけ扉を開くキッカケを伝えるだけなの。それを どう受け止めて、どう消化していくかは本人次第なのです。
まさぼーさんみたいに上手に消化すると急にエネルギーの流れが良くなって自然に道を作り上げていくんだよね☆こんなに早々と急展開するとはw(゜o゜)w
きっと次に進む準備は出来てたんだろねo(^-^)oお店のコトもね♪
ただ…一つ、忘れないでいて下さい。パワフルな力を持って産まれた子供を無意識に親は恐れたんだと思うから…幼い内に、強い力を封じなければ自分達の過ちや間違いを思い知らされる!親は怖かったと思うよ。ま!これは海里の体験談ですがね(^_^;)(笑)』
…ということです(^-^ゞ昨日のことはあらためて『赤いベレー帽』の記事にさせていただきます。
今日はさすがに朝からぶっ倒れてます。お喋りしただけで体は使ってないはずなのに、何故か全身が筋肉痛なんですよ(^_^;)(泣)
やっぱり心と体、そして魂は連動していますね。この痛みは何かが動いて変わってゆく“産みの苦しみ”。霊的な痛みだと思っています。
人間は追い込まれてはじめていちばん大切なものに気づくものです。だからピンチは、チャンスです♪それが理解できないから、みんな泣いたりわめいたり大騒ぎするんです(苦笑)。
せっかく神様からいただいたこの大事な機会を存分に味わい楽しみながら、新しい両家、新しい幸せの在り方をみんなで考えていきましょう。


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