皆さん、ご無沙汰しています。まさぼーです。体調を崩し、ご心配をおかけしました。まさぼーはお休み中、妻のざわりんと久々に心療内科の門を叩きました。診断の結果は「境界性パーソナリティ障害」。これまでも何度か診断された病名ですが、心の病はその時々により複数の症状が錯綜するため、「うつ」であるとか「神経症」(いわゆるノイローゼ)であるとか診断されることもあるのです。
「境界性パーソナリティ障害」についてはご説明させていただくと大変長くなってしまうので、お手数ですが下記のURLをクリックして別のサイトを読んでください。目に見えることしか信じない人々が増えつつある今の世の中で「赤いベレー帽」を読んでくださる皆さんが、目には見えない心の病に対するご理解を深めていただければ、幸いです。
◆境界性人格障害
http://www.arasi.com/kokoro/disorder/border.shtml上記のサイトを読んでいただけたという前提でお話を進めますが、この状態でもまさぼーは仕事は細々と続けていました。何せ「働かざる者、食うべからず」(苦笑)。先立つものがなければ生活していけないわけですから、どんな形であれお金を稼がなくてはなりません。病状が悪化し、さすがに休みがちになりましたが首の皮一枚職場とは繋がってきました。しかし、それもいよいよ限界です。心の病を抱えながらの仕事は非常に困難で、職場としても扱いに困ります。要するに「使えない」のです。仕事のことは今後どうするか、ざわりんとも相談して、考えていきたいと思います。
さて「赤いベレー帽」のブログのほうですが、完全復活には今しばらくのお時間をいただきたいと思います。なぜなら、大変に心が疲れた「慢性的抑うつ状態」にあるからです。原因のひとつには度重なる「荒らし」の存在もあります。幼少の頃から実の両親に言葉でなぶられながら異常な育ち方をしたまさぼーは、非難や中傷に弱いところがあります。それは僕の性格ではなくて、病気の症状のひとつです。
そういう意味ではブログというおおやけに公開する日記のような形態は、僕に向いていないのかもしれません。やってみてわかったのですが、大変体にさしさわるのです。ブログを始めてから、僕の病気は明らかに悪化の一途を辿りました。それは荒らしの方々の心ない発言のせいでもありました。
何度も何度も偽名を使ってはくだらない揚げ足をとりにくる「荒らし」という人種は、まさに病んだ現代社会の象徴です。憎しみや怨み、あらゆる醜い感情に負けて、人様の庭を荒らしにわざわざやって来る。ネットという顔の見えない世界だからこそ言いたいことが言える、最低の弱虫どもです。
まさぼーは「赤いベレー帽」立ち上げ以来、愛や平和や友情について語ってきました。それを時に「偽善者」だの「嘘つき」だの。荒らし行為について注意した時は、「アンタだって使いわけしてんじゃん!」などと言われたこともあります。何をもって使い分けというのかはわかりませんが、少なくともまさぼーは、人様の庭に偽名で乗り込んで荒らすような悪質な行為をしたことはありません。なぜならばまさぼーは、親にそう育てられたからです。
僕の病気は端的に言って「親のせい」です。親との異常な関係において、長い時間をかけて僕は病気になりました。そのせいで大変な苦労をすることになり、かつては婚約者に逃げられ、一生を賭けようとした仕事までなくしました。正直な話、憎んでいました。恨んでいました。殺してやろうと思っていました。しかしながらそんな両親が、厳しすぎる教育を僕に施してくれたお陰で、まさぼーは曲がったことが大嫌いな真っ直ぐな人間に育ちました。
痛し痒しとは、まさにこのこと。いちばん憎むべき人間が、いちばん大切な僕の宝物をも与えてくれたのかもしれないというパラドックス。だから僕は、人様の庭に乗り込んで迷惑をかけたり、病気や障害を抱えながら苦しんで生きる人間に差別的な汚い言葉をぶつけたり、絶対にしないのです。
以前、うつ病と戦いながら頑張る僕の大切なブログ仲間に、心ない発言をして精神的に追い込んだある方と僕は絶縁しました。そしてその時僕は「その方のような発言、行為は絶対にしたくない」と改めて心に誓ったのでした。草木も眠る夜中に他人の庭をわざわざ荒らしにゆく健常者と、分をわきまえ自分の庭を守りながら愛や友情を訴える障害者では、どちらが「異常」なのでしょうか?
ブログをお休み中まさぼーは、大好きな「仮面ライダー」のビデオばかり、妻ざわりんと一緒に観て過ごしていました。
サラセニアンという怪人が出てくる回に、こんな話があります。
親のいない仲の良い姉弟。そのお姉ちゃんが悪の組織ショッカーの怪人にさらわれました。二人が暮らしていたアパートを訪ねた仮面ライダー1号・本郷猛は、幼い少年を励ますために小さな手を握りますが、ショッカーによって改造手術を受けた仮面ライダーの力はあまりに強すぎて、少年は「痛いよ〜!」と悲鳴をあげます。
優しく少年の手を握ることもできない異常な力。もはや普通の人間としては生きられない本郷猛は、その事実に愕然とするのです。
しかし仮面ライダーに変身し、やがてショッカーのアジトに乗り込んだ彼は、囚われたお姉ちゃんを縛りつける太い鎖を、その力で瞬時に断ち切ります。
悪の組織ショッカーが与えた普通の人間ではない力。それは、使う人間の使い方次第で、善ともなれば悪ともなる。それがよくわかる、まさぼーの好きな名シーンです。
異常な親に与えられた心の病気というハンディ。そのために苦しんで苦しんで苦しみ抜いて、まさぼーは今まで生きてきました。
しかし病気を抱えたお陰で、健常な状態では気づくことができなかった様々なことに気づくことができました。
病気もまた、ひとつの個性です。差別されるようなものでもなければ、自ら卑下するようなものでもありません。全ては本人の捉え方次第です。
病気を悲しむのではなく、そこから学び人様のお役に立てたなら…。まさぼーは、こんな風に考えました。お父さん、お母さん、ありがとう。そして小さな頃から大好きだった仮面ライダー、ありがとう。
しかしながらまさぼーは今、この記事を大変な苦痛の中で書いています。頭も体も泥のように重く、時に命の危険すら感じます。だから完全復活までは今しばらく待っていてくださいね。
いい年して大の仮面ライダーファンのまさぼーは、自宅にあらゆる仮面ライダーグッズが並んだ「ライダー部屋」を持っています(笑)。写真は僕のお気に入り、仮面ライダーカイザの1/1レプリカマスクです。
カイザのマスクは、それを装着する人間にその資格がなければ本人が灰になるという恐るべき呪いのマスク。しかし、僕は必ずこれを被ってみせます。
度重なる荒らしさん達…自分に負けたショッカーの怪人達。この戦いは、一度はあなた達の勝利なのかもしれない。まさぼーは、一敗地にまみれ倒れました。しかし、勝負は一度きりではない。僕が生きている限り続くのです。仮面ライダーは、倒れても倒れても必ず立ち上がる。
人類の…自由と平和のために…!


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