約6年前から餌やりをしてきたホッチが昨夜に亡くなりました。
餌場に1週間半程姿を見せなくなって、それでもその場所は人が多く通る道でもあって、最近は其処にご飯をあげる人も居るから、最初は今日は食べれたから出てこないだ・・・と思っていた。
それでもこんなに長く姿を見せないのはおかしい・・・と、人が入れないところを乗り越えて探しに行ったら、状態が悪くジッと寝ていました。
以前から少し触れたので(一度ご飯を食べれなくなった時にも病院に連れて行ったこともあります。。。病院では大暴れになりましたが。。)なんとか捕まえて、、というか、もう暴れる元気も無かったと思うのだけど保護して我家に連れて帰りました。
何日もご飯を食べれていない筈と点滴を行い、強制給仕も行っていましたが呼吸も変なこともあって、病院へ連れていきました。

病院に行く道中のホッチ。辛そう。
レントゲンなども行い結果、胸水が溜まっていて血液検査の結果も白血球がたったの400しかなかった。(正常値は5.500〜19.500)
一度はウィルスと戦うために正常値を超えて高かったであろう白血球も、もう戦うことも出来ずこんなに低くなっていた。
コロナの抗体値は調べ無かったので確定では無いけれど、数値や症状がから見てFIPの末期だと診断がでました。もちろん胸水がかなり溜まっているので、空気があまり入らずで呼吸も苦しそうでした。
この状態であれば胸水を抜いてもすぐに溜まるし、抜くこと自体にも負担がある、点滴も強制給仕もホッチの負担になると言われ血管にインターフェロンと抗生剤だけを注射してその日は帰宅しました。
そしてその晩、ホッチを見ながら、、、我家に来てからずっとずっと早い呼吸で苦しそうなホッチを見ながら、色々と考えて考えて胸水を抜いてもらうことにしました。
今の状態のホッチには胸水を抜くのにもリスクがあるし、ただの延命になるかもしれない、、でも私のワガママでもいいから数時間でも良いから我家に来て少し楽になれることをしてあげたいと思った。
私の自己満足な部分も含めても、積極的な治療を、、と思い、次の日も病院に向かいました。
病院に行く前に先生にも電話をして、その気持ちを話をしていたので、診察台にあがりホッチの胸水をすぐに抜いてもらいました。
胸水は濃い蛍光色のような黄色で途中で膿も出てきました。
かなりの量を抜いていただき、最後の方はホッチも呼吸が少し楽になったのか抵抗する力も出てきました。
そのあとに血管をキープしてタウリンや抗生剤入りの点滴を落としてもらい、そのまま点滴付きで帰宅しました。
行きの車の中では首を落としてグッタリしていたホッチも少し楽になったのか帰りの車では首をあげたり体勢を変えたりと動きが出ていた。
その日の夜は栄養食を溶かしたものを小指ぐらいの量、強制で流し込む。
そうやってしてても私の心の中は「頑張れ」「もう頑張らなくて良いよ」の気持が入り乱れて、苦しい時間を長引かせてしまっているかもしれないことに謝ったりとグチャグチャになっていました。
正しいことなんて、どれもこれも当てはまらなくて、ホッチの前で泣くこと多し。やっぱり弱い私です。
点滴付きで帰宅後のホッチ。

ホッチは強かった。帰宅後もお水も自分で飲んでトイレも自分でいっていた。
そして次の日、8時頃に仕事から帰宅後にホッチの部屋に入り、声を掛けて撫でると少し首を伸ばすような仕草をしていた。
呼吸も多少は荒く、辛そうだけど首は持ち上げたりしているので安心して、家の用事をして、晩御飯を食べて、ホッチの部屋に行くと亡くなっていました。
最後の時は側に居てあげられなかった。
まだ体は柔らかく、ルートキープしていた点滴を外したら血がポトポトと出てきた。
何度も何度も名前を呼んで、まだこの辺に居てて私達を見ているであろう、ホッチの魂に大切な思いを伝える。
餌やりの子達はなんていうか、やっぱり私の中で家族の意識はあります。
タイミングの違いだけで餌場から引き揚げて今も我家で暮らしている子も多いし、、、
我家で暮らすこと、餌やり場で暮らしていることは紙一重です。
ホッチは6年も家族だった子です。
ホッチ、よく頑張ったね。お外でも頑張ったし、病気にも頑張ったね。
最後はお世話をさせてくれてありがとうね。
今日の日記は自分の為にも書きました。
このあとに感情の思い出しかなくなるので自分の思いを自分の為にも残しておきました。
悲しい日記になってゴメンなさい。

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