今朝。いつもと変わらない朝だった。
本当は仕事だったんだけど、 数日前、休暇に変更に。
今になって思うと、この些細な事柄が大きな意味に。
朝、華は普段と変わらなかった。
朝11時頃、華は留守番で近くのスーパーへ。
11時45分に帰宅した時、
シッポを振って玄関でキス攻撃の大歓迎
家に帰って、数分。帰宅してあまり時間は経ってなかった。
家には私と華の2人だけ。
私はPCの電源をつけて、PC前に腰を下ろした。
華は、私からほんの少し離れたクッションでお昼寝。
パソコンの起動が終了して、 さ、これから
ネットサーフィンと思った時、突然、空気が凍った。
華が突然“はいつくばって”私の膝に来て
恐怖の表情で“助けて…!”って言ってる。
はいつくばってきた異様な華の姿に凍りついたのも束の間
すぐ仰向けにコロンと倒れて、華の体が硬直した。
「・・・っ!!!」
激しい恐怖心。それしかなかった。
「華!?どうしたの?しっかりして!!華ーっっ!!」
目は瞳孔が開き大きく見開いた状態で動かない。
体全体が硬直してて硬い状態で、
その状態のまま痙攣が起こってる。
華の身に何が起こったのか。
私はパニック状態で、自分が今何をするべきなのか
どんな状態なのかわからない。
なんで華がこんなことになってるのか。
とにかく、華に必死に呼びかけながら体をさすっていた。
絨毯が黄色く濡れた。失禁・・・。
しばらくして、華の意識が戻った。
華を立たせてみてもヨロっと座り込む。
華から離れて「華!こっちに来て見て?」と誘う。
フラフラ数歩歩いて転がる。
時計を見ると12時5分。慌てて病院に電話。
「今からすぐ連れて行くんで診てほしいんです!!」
電話を切った頃、華の異常はおさまっていた。
華の診察券・携帯・財布だけ持って
急いで華を担いで車に乗り込んだ。
動物病院に向かってる最中、車を運転しながら
私は劇場の舞台稽古をしてるのか?のごとく
“セリフ”の練習をしていた。
病院に着いたら、当然、何が起こったのか
しっかり先生に伝えないといけない。
「華はお昼寝してたんです。突然起こって」
「体は硬く硬直した状態で痙攣を起こしてました」
「あと、目も大きく見開いた状態で・・・」
一生懸命、コトバの整理。
言い忘れがないように。ちゃんと正確に伝えれるように。
思い出すだけでも恐怖心が襲う。
そんなことがあったのに「異常なし・健康です」
なんてありえない。 動物病院で、何と言われるのか。
華に何が起こってしまたのか。
華を失うかもしれないという激しい恐怖心が襲っていた。
動物病院に着き、すぐに診察室に呼ばれた。
すでに半泣きで華を抱きしめてる私に
「どした?何があった?」と先生。
「突然…突然体が硬直して…私、動揺して…

」
上手く言えない。綺麗に
起こった出来事を並べて伝えれずに
下手に同じ事を何度も繰り返して言った気がする。
「よく聞いて。発作の時間はどのくらい?」と先生。
「…長かった…いや、短かったかも?…わかんない…」
「発作の時間は大事なことだから!」と先生。
今後このポイントはよく覚えておくように言われた。
(後で色々調べると、本当に“時間”は
大事なポイントで治療や診断に影響すると書かれてたよ…)
私の説明から、考えられるのは『
てんかん』だろうと先生。
・・・てんかん?
ちらっとネット上で聞いたことはあるけれど…。
「とにかく血液検査をしておきましょう。
結果が出るまで時間が掛かるから待合室で待つように」
と言われ、静かでガランとした待合室で
ひとり、不安で不安で涙ばかり溜まる。
いつも、今日も、明日も、あさっても、ずっと…
普通に元気で何もないのが『あたりまえ』だと思ってた。
突然降りかかった恐怖。華の異常。
「しばらく薬飲めば大丈夫だよ〜」
「○○の異常が見つかって・・・」
色んなシュミレーションを想像してみる。
次に呼ばれたとき、何を言われるのか…
とにかく最小限マシなことでありますように…!!
必死に祈り続けること30分。
結果から言うと、とりあえず、結果は祈っていた
私のシュミレーションの前半。
『薬を飲んで様子見。他の異常は見つからなかった』
でした。
検査票を戴いたけど確かにどの数値も正常範囲内

他の異常は見つからない。
ということで、『原因不明』『特発性てんかん』と診断。
異常が見つからなかったのは本当によかったけど
『原因不明』は、それはそれで嫌だ

でも、後で調べたところ、現に『てんかん』を
起こしてしまった子の『原因不明』多いんだって。
てんかんを起こす子は個体差があって、
1度起こしたあと、ずっと起こさない子、
数ヶ月に1回起こす子、頻繁に起こす子…と居るそうで。
先生にもそう言われたし調べてみてもそう書いてある。
どうか華が、今後頻繁に発作を起こさずに
これっきりでおさまるタイプでありますように…(≧人≦;)
正直、あの恐怖の時間はかなりのトラウマです。
次、万が一また発生したときは
冷静に症状とおさまるまでの時間を見なければ…。
てんかんは、ダックスには起こりやすい病気だって。
家に帰ってからすぐ『てんかん』ネットで調べましたよ。
確かに、華に起こった症状がドンピシャ!
もう、苦しい思いをしないで、ずっとずっと元気で居てよ…。
しっかし、周りの友達のダックスが
次々『椎間板ヘルニア』になり、
そればっかり気にとられてたというか、
調べたり警戒してたけど・・・
右ばかり見てて左から襲われた感じ!?(^-^;
ちなみに、てんかん発作は、さするのは
よくないとも書いてるΣ( ̄◇ ̄;)
余計に悪化させるって

あたし…一生懸命、華をさすったよぉ

ほんと…いつ何が起こっても適切に対処できるよう、
色々勉強しておかないと…無知って
いざ『その時』になった時が怖い。
同じくワンコが居るかた、
あたしのような経験もあったんで・・・気をつけてね。
こういうこともあるんだと…経験が役に立てたら幸いです。

0