ふくちゃんラーメン博多店
もう半分ラーメンブログと化してる感がある「ネコ餌付け」
なんがネコや、キサン!全然関係ないやんけ!ヽ(`Д´)ノ
そう思いの方々もいらっしゃるでしょうが、その通りでございます。
ちゅう事で、今日の一杯目は名店「ふくちゃん」の支店が博多駅周辺にできてるという噂を聞いていた(平情報)ので、探して行ってみましたー。
まあ、ここは横浜ラーメン博物館にも入っている超有名店。実は運命のいたずらか、オレは本店には行った事がねぇー。ラー博のふくちゃんは行った事あるけど、その時はふくちゃんに限らず博内の全ての店舗のまずさに激怒。まぁ、よう考えたら皆さんあんな狭い店舗で水も違う土地で土日なんか人がごった返しで途切れる事もないので、スープどんだけー!?作ってるのか考えたら仕方が無い事なのかもしれませんな。片鱗が知れただけでも良しとしよう。
なので今回は大変期待しておりますっ!
だって地元だもんねっ!
期待に胸がGカップに膨らんだオレは独りラーメンが食える喜びと情熱をランバダで表現しながらのれんの下をリンボーダンスで通過。店内へと転がり込む。開店して間もない時間だったのか、表にはのれんが出ているが店内は真っ暗。その中で店のオヤジが西スポを読んでいた。
節約どんだけー!
「あ…あの…開いてますか…?」
おそるおそるオヤジに訊ねてみると、声に気づいたオヤジは飛び上がり
「ハッ!すすすいません!ど、どうぞ、イラッシャイすいません!おお、お水ですいませんっ!スミマセンンー!!」
謝罪どんだけー!
とにかくなんでそんなに恐縮されるのかわからんけど、人当たりいい感じのオヤジ。ほどなくしてラーメン登場すみません。
ラー博のより2倍、いや、3倍美味いかな…。
本店だとこれの3倍くらい美味いのかな…。
ちなみに最近は福岡のラーメン界も東京や地方との交流が盛んである。
ラーメン一杯600円。
おかげで悪しき習慣がやってきましたな。
コストどんだけー!
箱崎亭
今日はどっか遊びに行こうかと思ったけど、飲み疲れしてたので姉の家でのんびりする事にした。
「ねえ、お前、腹減ってない…?」
「……」
プー…。(おならの音)
オレの問いかけに無言で答える甥。即座にオレはヤツが手に持っていたニンテンドーDSを叩き割り、髪を掴み、引きずり回して車のトランクに詰めて発進。手近なラーメン屋で夕食を済ます事にした。そしてこれはそのラーメン屋のオヤジとのこころ温まるふれあいの物語である。
「…………」
そのオヤジは菅原文太兄ぃをトンコツで煮出して二日寝かして呼び戻しした後のスープから取り出した豚骨のようなショボショボのオヤジだった。不器用だが実直に生きてきた年輪がその額には深く刻まれていた。ただ雨の日も風の日も、嵐の日も文句ひとつ言わず、ただ黙々と己がやるべき事から逃げ出す事なく続けてきた男の力強さのようなものがあった。
「すいません、ラーメンふたつー」(・∀・)
「…………」( ゚Д゚)
オヤジはただ寡黙に、ただ静かにラーメンを作った。
「…………」( ゚Д゚)
ストン…。
どんぶりが二つ、ただ静かに俺達の目の前に置かれた。
「すいません、替え玉ふたつー」(・∀・)
「…………」( ゚Д゚)
…ピチョーン!
替え玉が二つ、ただ静かに俺達のどんぶりの中に入れ込まれた…。
「すんません、ごっそさん」(・∀・)
「…………」( ゚Д゚)
「………………」(・∀・)
「……………………」( ゚Д゚)
千円札を一枚、オヤジに手渡した…。
…チリーン!
200円が静かにオレの手に渡された……。
「…………………………………………」( ゚Д゚)ジー…
「ハッ!…あ、ど、どうも…。ごっそさんでした…」(・∀・)
オヤジの不気味さに半べそ状態の甥、逃げるように車の中へ。
これでヤツも会話というものの大切さを知った事であろう。
ラーメン一杯300円。替え玉100円。二人で合計800円。
渋谷の一蘭一杯分の値段である。
しかしここのラーメンのクリスタル加減はかなり強烈でアブラの層が一センチくらいあった。
まるで水晶のようである。
見えます…。見えますよ…、オレの未来が…。
糖尿だけは気をつけたいものですな…。
未来が見えるラーメンでした。

0