
今日は御用納め。今年も終わりです。私は後数日は残りの仕事をしますが・・・。
不況で活気のない年末。それでも年末。少しずつ気ぜわしくなってきました。そんな中で熱いのか?冷めているのか(笑)生駒市長選挙へ向けて活発に動いているようです。土曜日に学生が主体となっての生駒市長選挙の候補者の公開討論会が南のコミセンであり、行ってきました。約300人近くは来られていたと思います。会場で見ていて色んな風景に出くわしました。
現在、立候補を表明しているのは、立候補の現職の山下市長と生駒市議の樋口清士氏。このお二人がが参加して行われました。残念ながらもう一人の立候補予定者の溝川氏は欠席でした。お話を聞くチャンスでありましたが残念。
討論は、市民から公募したと言うテーマで討論しました。
地域での子育てを支援する施策について、樋口市議は「子どもを受け入れる施設の量的な充実だけでなくて、質を充実させる事が必要。親と子が一緒に参加できるような地域でのイベントなどを増やしたい」とのご意見。山下市長は「生駒市は核家族化が進んでいて、特に子育て世代が孤立化している。母親の負担を軽減し、地域の人が子育て支援に参加できる取り組みを広げたい」との事。
また、生駒市の空き家対策については、樋口氏は現在の空き家を行政が買い取りボランティア団体や子育てのグループに貸し出したり、住宅都市として住んでもらう環境を整え文化や学研都市を活かしたブランド力を高め、医療や福祉の体制をしっかりと整えたいとしました。山下市長は「住宅都市としてのグレードを上げる事と生駒に企業を誘致する事。その結果、税収を増やしたい。生駒市民の医療ニーズが高まるっている中、ブランド力を上げる為にも、生駒市立病院建設は必要です」とのご意見でした。そして樋口市議は「住宅都市として栄えてきた生駒の今後は、人口が減少することは確実であり、いままでの住宅都市としては限界。これからは集客力のある駅前開発が必要。また、国からお墨付きを頂いている学研都市としてブランド力を高め、医療や福祉の体制を整える」とのご意見でありました。
街づくりとしてのご意見は、樋口氏の専門分野なようで良く理解できた。現職の市長のご意見も理解できた。しかし、どんどんと縮小や削減されている老人への福祉や子供達への助成が現状で、市長の福祉の充実には首をかしげる。地域で子供を育てるとの事だが、地域や団体への助成の削減や施設の使用料を有料化したり、少年スポーツの施設使用料の減免を廃止したりしている現状で市長の言葉には説得力を感じない。財政改革を合言葉に徹底的に市民へのサービスを削減縮小しているのが現状だ。私はそう感じた。そして、生駒市長選挙の争点にするとの生駒市立病院については活発な討論はなかった。私の隣に座っていたお年寄りは、病院が一番知りたい事だとおっしゃっていた。少し期待はずれな討論会であったように思うが、でも討論会を行い参加する事は素晴らしいと思う。